VOICE OF LAKES #2-小川伸也
VOICE OF LAKES第2回。
今日はシンヤのインタビューをお届けします!
今シーズンから新たにキャプテンに就任したシンヤは絶好調でシーズンイン。10/22-23大分戦では週間MVPを獲得する活躍を見せるも、11月の島根戦、高松戦で故障してしまいます。
以降は満足に練習ができず、復帰後もいまひとつ調子に乗れず、「自分のプレイには納得がいかない」ともどかしさを漏らしたこともありました。
本人は多くを語りませんが、キャプテンとして、シャッフル・オフェンスの司令塔として、今季の重圧は昨季の比ではないはず。
そんなシンヤに今シーズンの戦いと、チームの現状を語ってもらいました。

―キャプテンとして迎えた今シーズンを振り返ってもらえますか?
正直なところ、終わったことに対してはそこまでの感情がないんです。
「あのころはどうだったなあ」と振り返るには最近すぎるし、何より今はシーズン中ですから。
2月、初めて4連敗したとき、周囲によく「4連敗だ」と騒がれてしまいましたけど、僕は特に焦りはなかった。
同一カードで連敗したのは大阪戦だけで、あとは全部1勝1敗できていて、そのめぐり合わせでしたから。
もちろん、連勝できていないのは課題でしたけどね。
でも、もともと連勝するのは難しいですし、あの4連敗は、昨季の6連敗とは違います。
―自身のパフォーマンスについては?
11月に故障してからの怪我明けしばらくは試合に出ない、練習もフルにできていない…という中で、やはりうまくいかなかったですね。
自分のプレイと周りが今ひとつずれているというか…、そういうしっくりこない感触がありました。
あとは2月、疲れが出てきているのがわかりましたね。
体が重かったんです。
その意味で、3月のバイウィーク(3、4日の試合のない週)が助かりました。
実はあの時期、風邪をひいてしまって、用心して家で休んでいたんですが、今思うとあれは本当にいいリフレッシュになったのかな、と思います。あと3月は、根間さん(AC)に個人練習に付き合ってもらってシューティングしながら、課題を整理していったりする時間をとったんですが、それもよかった。
今は、いい感覚でやれていますよ。
―そのバロメーターとなるのは、やはりシュートですか?
そうですね。
ただそれは「入るか入らないか」ではなく「いい感覚で打てているか」です。
やはり、悪かったころは怪我でトレーニングができなかったことが最大の原因でした。
今は、トレーニングがきちんとできているからこそ、バランスがよくて、いい感覚で打てている。
あと、チームがよくなったきっかけは、先月の秋田戦ですね。
―スターターの変更(シンヤ、ゴメスに代えてワラ、ジュリアスをスターターで起用した)で勝ったことですか?
そうです。
あれは大きいと思います。
試合の週の、あれは火曜日だったかな…。
コーチが僕とニチィ(ディオニシオ・ゴメス)を呼んで「2Qを何とかしたい。先発でなく、2Qから試合に出て得点とゲームコントロールを頼みたい」という話があったんです。
―今シーズン、故障したとき以外はほぼ先発でした。悔しさはなかったですか?
それが、今回はまったく感じなかったですね。不思議なくらいに。
むしろチームの課題の改善を任されたので「やってやるぞ」という気持ちになっていました。
もちろん、ニチィはコーチから聞かされたあと、悔しそうでした。
それまで先発して、きちんと仕事をしていた選手としては当然の感情ですよね。
僕もたぶん去年だったら、悔しかったと思います。
でもニチィはすぐ僕のところに来て、「シンヤ、俺たちでリーダーシップをとって、やろう」と言ってきたんです。
そのへんの切り替えの早さは、さすがだな、すごいなと思いました。
―それにしても2Qは劇的に改善されましたね。秋田戦からの平均得点は20.3点。10点前後が多かった今年の2Qを考えるとすごい。
2QはもともとJさん(波多野和也)がいるアドバンテージがあるんですが、それを生かしきれていませんでした。
故障から復帰後、ここにきてだいぶいいリズムでプレイしていると思います。Jさんは外国人ともマッチアップできるからスイッチも使えるし、ディフェンスはいいしリバウンドもとれる。
Jさん、B(ブライアント・マークソン)、ジュンペイが出ているところに、僕とニチィの2人が加わる形ですが、まずニチィがセンターのポジションに入って、あのスピードでボールを運び、相手のセンターがマークにつききれない中でボールを周りに供給する。あるいはそのままバスケットにアタックする。
それが結構、効果的なんだと思います。
そういう流れの中では、僕が外からシュートを打つ機会も増えますからそこは積極的にいき、決めるという強い気持ちでいってますね。
で、1Qはというとワラさんがすごくいい形でディフェンスから勢いを作ってくれる。
ワラさんは先発でもベンチでも同じように勢いをつけてくれる存在なんですけど、今はこのローテーションがベストだと思いますね。
先発に回ったジュリアス(・アシュビー)もいいリズムでプレイできていますし、流れがいいですから。

―さあ、今年もプレイオフがまたやってきます。
気づけば残り8試合ですけど、まだシーズンまっただ中だという感覚ですね。
順位が確定していればもう少し違うのでしょうが、現実的には2位から、ヘタをすると6位までの可能性があるわけですし、ここからあたるチームも強いところばかりです。
プレイオフに向けても大事なんですが、そのためにもまずは今、今週末の戦いです。
やはりホームでやりたいですからね。
―昨プレイオフ、ホームの大歓声の中で京都を倒しました。そのことはよく覚えていますか?
いや、実はあまり…(笑)
お客さんがいっぱい入っていて、すごくいい雰囲気だったことはぼやっと覚えていますけどね。
やっぱり、そのあと沖縄で負けたことのほうをよく思い出しますよ。
悔しかったですからね。
―今季は、昨季とはまったく違うチームで臨むことになります。
沖縄に負けたときは、負ける原因、ポイントがいろいろありました。
今年のチームは、やるべきことをみんなやっている印象です。
チームの決まりごとも、徹底されている。
だから勝ったときも、負けたときも、理由がきちんと特定できます。
コーチのおかげで、個々の役割がより明確なのが大きいと思うんですけどね。
―今週末はついに、「運命の」といってもいい福岡戦です。
いいチームですから、厳しい戦いになると思います。
ですが、久しぶりのホームゲーム。
ここからまた、調子を上げていきたいですね!
(編集後記)
今季、シンヤは新しく加わったキャプテンとしての役割、シャッフル・オフェンスの司令塔としての役割を改めて問い続け、追求し続けるシーズンを送っています。
試合に負けたあとは、具体的な敗因を語る前に、必ずといっていいほどこう始めます。
「チームとして、やるべきことができなかった」と。
当たり前のように聞こえる言葉ですが、裏返せば、やるべきことが見えているということでもあります。
ここからのシンヤの活躍にも、ご期待ください!
それではみなさま、ファイナルで。
…次回は本日から登場する予定のあの品についてお話しします!
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
今日はシンヤのインタビューをお届けします!
今シーズンから新たにキャプテンに就任したシンヤは絶好調でシーズンイン。10/22-23大分戦では週間MVPを獲得する活躍を見せるも、11月の島根戦、高松戦で故障してしまいます。
以降は満足に練習ができず、復帰後もいまひとつ調子に乗れず、「自分のプレイには納得がいかない」ともどかしさを漏らしたこともありました。
本人は多くを語りませんが、キャプテンとして、シャッフル・オフェンスの司令塔として、今季の重圧は昨季の比ではないはず。
そんなシンヤに今シーズンの戦いと、チームの現状を語ってもらいました。

―キャプテンとして迎えた今シーズンを振り返ってもらえますか?
正直なところ、終わったことに対してはそこまでの感情がないんです。
「あのころはどうだったなあ」と振り返るには最近すぎるし、何より今はシーズン中ですから。
2月、初めて4連敗したとき、周囲によく「4連敗だ」と騒がれてしまいましたけど、僕は特に焦りはなかった。
同一カードで連敗したのは大阪戦だけで、あとは全部1勝1敗できていて、そのめぐり合わせでしたから。
もちろん、連勝できていないのは課題でしたけどね。
でも、もともと連勝するのは難しいですし、あの4連敗は、昨季の6連敗とは違います。
―自身のパフォーマンスについては?
11月に故障してからの怪我明けしばらくは試合に出ない、練習もフルにできていない…という中で、やはりうまくいかなかったですね。
自分のプレイと周りが今ひとつずれているというか…、そういうしっくりこない感触がありました。
あとは2月、疲れが出てきているのがわかりましたね。
体が重かったんです。
その意味で、3月のバイウィーク(3、4日の試合のない週)が助かりました。
実はあの時期、風邪をひいてしまって、用心して家で休んでいたんですが、今思うとあれは本当にいいリフレッシュになったのかな、と思います。あと3月は、根間さん(AC)に個人練習に付き合ってもらってシューティングしながら、課題を整理していったりする時間をとったんですが、それもよかった。
今は、いい感覚でやれていますよ。
―そのバロメーターとなるのは、やはりシュートですか?
そうですね。
ただそれは「入るか入らないか」ではなく「いい感覚で打てているか」です。
やはり、悪かったころは怪我でトレーニングができなかったことが最大の原因でした。
今は、トレーニングがきちんとできているからこそ、バランスがよくて、いい感覚で打てている。
あと、チームがよくなったきっかけは、先月の秋田戦ですね。
―スターターの変更(シンヤ、ゴメスに代えてワラ、ジュリアスをスターターで起用した)で勝ったことですか?
そうです。
あれは大きいと思います。
試合の週の、あれは火曜日だったかな…。
コーチが僕とニチィ(ディオニシオ・ゴメス)を呼んで「2Qを何とかしたい。先発でなく、2Qから試合に出て得点とゲームコントロールを頼みたい」という話があったんです。
―今シーズン、故障したとき以外はほぼ先発でした。悔しさはなかったですか?
それが、今回はまったく感じなかったですね。不思議なくらいに。
むしろチームの課題の改善を任されたので「やってやるぞ」という気持ちになっていました。
もちろん、ニチィはコーチから聞かされたあと、悔しそうでした。
それまで先発して、きちんと仕事をしていた選手としては当然の感情ですよね。
僕もたぶん去年だったら、悔しかったと思います。
でもニチィはすぐ僕のところに来て、「シンヤ、俺たちでリーダーシップをとって、やろう」と言ってきたんです。
そのへんの切り替えの早さは、さすがだな、すごいなと思いました。
―それにしても2Qは劇的に改善されましたね。秋田戦からの平均得点は20.3点。10点前後が多かった今年の2Qを考えるとすごい。
2QはもともとJさん(波多野和也)がいるアドバンテージがあるんですが、それを生かしきれていませんでした。
故障から復帰後、ここにきてだいぶいいリズムでプレイしていると思います。Jさんは外国人ともマッチアップできるからスイッチも使えるし、ディフェンスはいいしリバウンドもとれる。
Jさん、B(ブライアント・マークソン)、ジュンペイが出ているところに、僕とニチィの2人が加わる形ですが、まずニチィがセンターのポジションに入って、あのスピードでボールを運び、相手のセンターがマークにつききれない中でボールを周りに供給する。あるいはそのままバスケットにアタックする。
それが結構、効果的なんだと思います。
そういう流れの中では、僕が外からシュートを打つ機会も増えますからそこは積極的にいき、決めるという強い気持ちでいってますね。
で、1Qはというとワラさんがすごくいい形でディフェンスから勢いを作ってくれる。
ワラさんは先発でもベンチでも同じように勢いをつけてくれる存在なんですけど、今はこのローテーションがベストだと思いますね。
先発に回ったジュリアス(・アシュビー)もいいリズムでプレイできていますし、流れがいいですから。

―さあ、今年もプレイオフがまたやってきます。
気づけば残り8試合ですけど、まだシーズンまっただ中だという感覚ですね。
順位が確定していればもう少し違うのでしょうが、現実的には2位から、ヘタをすると6位までの可能性があるわけですし、ここからあたるチームも強いところばかりです。
プレイオフに向けても大事なんですが、そのためにもまずは今、今週末の戦いです。
やはりホームでやりたいですからね。
―昨プレイオフ、ホームの大歓声の中で京都を倒しました。そのことはよく覚えていますか?
いや、実はあまり…(笑)
お客さんがいっぱい入っていて、すごくいい雰囲気だったことはぼやっと覚えていますけどね。
やっぱり、そのあと沖縄で負けたことのほうをよく思い出しますよ。
悔しかったですからね。
―今季は、昨季とはまったく違うチームで臨むことになります。
沖縄に負けたときは、負ける原因、ポイントがいろいろありました。
今年のチームは、やるべきことをみんなやっている印象です。
チームの決まりごとも、徹底されている。
だから勝ったときも、負けたときも、理由がきちんと特定できます。
コーチのおかげで、個々の役割がより明確なのが大きいと思うんですけどね。
―今週末はついに、「運命の」といってもいい福岡戦です。
いいチームですから、厳しい戦いになると思います。
ですが、久しぶりのホームゲーム。
ここからまた、調子を上げていきたいですね!
(編集後記)
今季、シンヤは新しく加わったキャプテンとしての役割、シャッフル・オフェンスの司令塔としての役割を改めて問い続け、追求し続けるシーズンを送っています。
試合に負けたあとは、具体的な敗因を語る前に、必ずといっていいほどこう始めます。
「チームとして、やるべきことができなかった」と。
当たり前のように聞こえる言葉ですが、裏返せば、やるべきことが見えているということでもあります。
ここからのシンヤの活躍にも、ご期待ください!
それではみなさま、ファイナルで。
…次回は本日から登場する予定のあの品についてお話しします!
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
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VOICE OF LAKES #30―根間洋一AC
VOICE OF LAKES #29―アラン・ウェストオーバーHC
VOICE OF LAKES #28―ブライアント・マークソン
VOICE OF LAKES #27―ジョシュ・ペッパーズ
Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2012年04月07日09:15