VOICE OF LAKES #5-岡田優
VOICE OF LAKES第5回。
今回は、エースシューター、ユウの登場です。ベンチスタートが多かった昨季と違い、しっかりと先発に定着した今季は13.0得点と日本人トップの得点を記録しています。
シーズンハイだった2/25千葉戦の31得点をはじめ、20得点以上のゲームは6試合。
4/1大分戦のように、4Qで爆発して勝負を決めるシーンも多く、頼もしい活躍を見せてくれています。
そんなユウに、今年の戦いを振り返ってもらいました。

―ここまでの今季を振り返ってください。
今思えば、取りこぼしてしまった試合、勝ちきれなかった試合が多いですね。
自分達がいい状態をキープできなかった。
少し相手が強くなると、我慢比べで負ける。
序盤から年明けまではそんな印象ですね。
よくなったと感じたのは、秋田戦で2Qの問題を改善してからですから、ごく最近のことですね。
―個人としての成績はどうでしょうか?
「調子がいい」と思うときは、ほとんどなかったですね。
そりゃあ何十試合もやってれば、たまに大当たりすることはありますけど、それは調子がいい、ということではないです。
―ラストショットを任されることも多くなりました。
今のチームはどこからでも点が取れる。
その中でも、最後にポイントガードやヘッドコーチから打てと指示してもらっていること、任せてもらっていることは嬉しいですし、反面責任も感じています。
今は決められているとは思いますが、大きな試合になればなるほど重要になる。
例えば大分での初戦。
あと一本決めればほとんど勝ちが見える状況だったのに、決められなかった(注:レイクスが20点差を逆転して2点差とした4Q残り2分、入れば5点差となるスリーポイントを外した。試合は同点となり、残り1秒でニチィがブザービーターを決めて勝ち)。
そこは失格かなと。
―翌日は、逆に追いつかれた4Q残り4分で出てきて8得点。試合を決めましたよ。
確かに、次の日に挽回できたのはよかったですね。
やっぱり、前日に決めておかなくては、という思いがありました。
―その大分戦を含め、チームは今6連勝中です。要因は?
ディフェンスがよくなったことですね。
全員が結束しています。
自分も含め、みんな細かいプレイやルーズボール、ディフェンスのヘルプ、リバウンドを「やらなアカン」と思い始めたんじゃないかなと。
みんながやっている中で、誰かがやってないとそこがすごく目立つ。
みんなそれを分かっているから、「やらなアカン」と思える緊張感がありますね。
―確かにディフェンスには安定感が出てきました。
自分はもともとディフェンスが苦手なんですが、今はコートのほかの誰かに頼らずにやれています。
もちろん回りに助けられているのは間違いないんですが、頼り切ってはいない。
シューターを相手にすることが多いから、とりあえず自分がやられたら嫌なことをやる。
ボールを持たれると苦しいので、まずボールを持たせないことですね。
―福岡戦で仲西選手からボールをむしりとったシーンは印象的でしたよ。
例えば、ああいうプレイも以前はなかったと思います。
相手を守ること、止めることに以前よりも充実感を得ています。
福岡戦ではワラさんやシンヤがチャージングをとりましたけど、あれはものすごくチームも会場も盛り上がる。
自分がチャージングを狙うのか、ということはまた別ですが、できるところはやりたいです。
―その意識の高まりは、いつからなのでしょう。
やっぱり3月、最近からです。
チームも調子がいいし、上位に行きたいし「負けられない、負けたくない」という思いがどんどん強くなっています。
自分でビデオを後から見ても、これまでとは明らかに違います。
その分、ファウルも増えましたしね。
―チームの攻撃に話を移します。今季ここまでは?
ペップがいなくて負けが込んだ時期がきつかったですね。
ポジションがずれてレイが3番、ニチィが4番になったのですが、それによってパスがまわりにくくなって、レイがシュートを打ちづらくなっていました。
ただ、ペップが帰ってきてからははまたいい感じに戻ってますよ。
―シャッフル・オフェンスの精度は上がってきましたか?
いや、精度が上がってきたというよりは、みんなの気持ちの面が大きいですね。
もう負けられない、アウェイであろうが必ず2つ勝つ、という、気持ちを強く感じます。
もちろん自分も。
3月、アウェイが多かったんですが、集中して戦って、結果を出す中で「一丸となったなあ」と感じます。
特に、大分で競った試合を2つ取ったのは大きかった。
そこから、先週の福岡戦。
久々のホームで逆にやりづらかったですけど、ここも2つ勝てました。
―その福岡戦。「プレイオフのつもりで臨んだ」と語っていましたね。
あくまで個人的に、なんですけどね。
場所が県立であること、相手も対戦するかもしれない福岡。
そういう状況が似てるかなと思って、そういう想定で臨みました。
―さあプレイオフです。昨季の思い出は。
ホームで京都とやって勝ち、沖縄で負けた。
今思えば、よくあそこまでいったのかなと思います。
アウェイに乗り込んだことも、レイクスの歴史、という意味では積むべき経験だったのかもしれない。
でも今季は次のステップに行かないと。
まずは1位、2位でシーズンを終え、ホームでカンファレンス・セミファイナルをやる。
それに勝って、有明に行く。
―西地区は厳しいです。一番強いチームはどこですか?
現時点ならレイクスだと思いますよ。
一番調子がいいですから。
でも、本番に勝ったチームが優勝するわけですから、本番に勝てるチームが強いということです。
で、そのためには、ひとつでも順位を上げないといけない。
ホーム信州戦のあとはアウェイが2つ続きますが、アウェイの勝ち方もだいぶわかってきたので、最近の戦いのように、向かっていく入り方ができれば勝てると思います。
―最後は今季4戦全敗の大阪戦です。
1回も勝ってないんで、ここは勝っとかんといかん、ですよね。
プレイオフでもあたるかもしれないわけですし。
―ブースターのみなさんにメッセージを。
今季は、ブースターのみなさんに初めての経験をしてもらいたいと思っています。
みなさんをホームでのカンファレンスセミファイナルと、その先にある有明に連れて行きたい。
これまでより上の戦いを味わってほしいし、
僕らも味わいたい。
ホーム最終戦とレギュラーシーズンを最高の形で終えて、1位、2位でシーズンを終えたいと思います!
(編集後記)
ユウが珍しく自身ディフェンスについて、多くを語りました。
「決して得意ではない自分が、少しでもディフェンス面で貢献すれば、もっとチームを盛り上げることができる」。
昨季、シーズンを通して悔しい思いをしたユウ。
シーズン前に目標を聞いたときも、「優勝といきなり言うんじゃなくて、まずは去年できなかったことを達成したい。カンファレンスセミファイナルに勝って、有明に行くことです」と語っていましたが、いざプレイオフが近づき、もう一段上にいく、という思いを強く感じるインタビューとなりました。
力強さを増していくユウに期待してください!
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
(4/12現在33社、昨季68社)
今回は、エースシューター、ユウの登場です。ベンチスタートが多かった昨季と違い、しっかりと先発に定着した今季は13.0得点と日本人トップの得点を記録しています。
シーズンハイだった2/25千葉戦の31得点をはじめ、20得点以上のゲームは6試合。
4/1大分戦のように、4Qで爆発して勝負を決めるシーンも多く、頼もしい活躍を見せてくれています。
そんなユウに、今年の戦いを振り返ってもらいました。

―ここまでの今季を振り返ってください。
今思えば、取りこぼしてしまった試合、勝ちきれなかった試合が多いですね。
自分達がいい状態をキープできなかった。
少し相手が強くなると、我慢比べで負ける。
序盤から年明けまではそんな印象ですね。
よくなったと感じたのは、秋田戦で2Qの問題を改善してからですから、ごく最近のことですね。
―個人としての成績はどうでしょうか?
「調子がいい」と思うときは、ほとんどなかったですね。
そりゃあ何十試合もやってれば、たまに大当たりすることはありますけど、それは調子がいい、ということではないです。
―ラストショットを任されることも多くなりました。
今のチームはどこからでも点が取れる。
その中でも、最後にポイントガードやヘッドコーチから打てと指示してもらっていること、任せてもらっていることは嬉しいですし、反面責任も感じています。
今は決められているとは思いますが、大きな試合になればなるほど重要になる。
例えば大分での初戦。
あと一本決めればほとんど勝ちが見える状況だったのに、決められなかった(注:レイクスが20点差を逆転して2点差とした4Q残り2分、入れば5点差となるスリーポイントを外した。試合は同点となり、残り1秒でニチィがブザービーターを決めて勝ち)。
そこは失格かなと。
―翌日は、逆に追いつかれた4Q残り4分で出てきて8得点。試合を決めましたよ。
確かに、次の日に挽回できたのはよかったですね。
やっぱり、前日に決めておかなくては、という思いがありました。
―その大分戦を含め、チームは今6連勝中です。要因は?
ディフェンスがよくなったことですね。
全員が結束しています。
自分も含め、みんな細かいプレイやルーズボール、ディフェンスのヘルプ、リバウンドを「やらなアカン」と思い始めたんじゃないかなと。
みんながやっている中で、誰かがやってないとそこがすごく目立つ。
みんなそれを分かっているから、「やらなアカン」と思える緊張感がありますね。
―確かにディフェンスには安定感が出てきました。
自分はもともとディフェンスが苦手なんですが、今はコートのほかの誰かに頼らずにやれています。
もちろん回りに助けられているのは間違いないんですが、頼り切ってはいない。
シューターを相手にすることが多いから、とりあえず自分がやられたら嫌なことをやる。
ボールを持たれると苦しいので、まずボールを持たせないことですね。
―福岡戦で仲西選手からボールをむしりとったシーンは印象的でしたよ。
例えば、ああいうプレイも以前はなかったと思います。
相手を守ること、止めることに以前よりも充実感を得ています。
福岡戦ではワラさんやシンヤがチャージングをとりましたけど、あれはものすごくチームも会場も盛り上がる。
自分がチャージングを狙うのか、ということはまた別ですが、できるところはやりたいです。
―その意識の高まりは、いつからなのでしょう。
やっぱり3月、最近からです。
チームも調子がいいし、上位に行きたいし「負けられない、負けたくない」という思いがどんどん強くなっています。
自分でビデオを後から見ても、これまでとは明らかに違います。
その分、ファウルも増えましたしね。
―チームの攻撃に話を移します。今季ここまでは?
ペップがいなくて負けが込んだ時期がきつかったですね。
ポジションがずれてレイが3番、ニチィが4番になったのですが、それによってパスがまわりにくくなって、レイがシュートを打ちづらくなっていました。
ただ、ペップが帰ってきてからははまたいい感じに戻ってますよ。
―シャッフル・オフェンスの精度は上がってきましたか?
いや、精度が上がってきたというよりは、みんなの気持ちの面が大きいですね。
もう負けられない、アウェイであろうが必ず2つ勝つ、という、気持ちを強く感じます。
もちろん自分も。
3月、アウェイが多かったんですが、集中して戦って、結果を出す中で「一丸となったなあ」と感じます。
特に、大分で競った試合を2つ取ったのは大きかった。
そこから、先週の福岡戦。
久々のホームで逆にやりづらかったですけど、ここも2つ勝てました。
―その福岡戦。「プレイオフのつもりで臨んだ」と語っていましたね。
あくまで個人的に、なんですけどね。
場所が県立であること、相手も対戦するかもしれない福岡。
そういう状況が似てるかなと思って、そういう想定で臨みました。
―さあプレイオフです。昨季の思い出は。
ホームで京都とやって勝ち、沖縄で負けた。
今思えば、よくあそこまでいったのかなと思います。
アウェイに乗り込んだことも、レイクスの歴史、という意味では積むべき経験だったのかもしれない。
でも今季は次のステップに行かないと。
まずは1位、2位でシーズンを終え、ホームでカンファレンス・セミファイナルをやる。
それに勝って、有明に行く。
―西地区は厳しいです。一番強いチームはどこですか?
現時点ならレイクスだと思いますよ。
一番調子がいいですから。
でも、本番に勝ったチームが優勝するわけですから、本番に勝てるチームが強いということです。
で、そのためには、ひとつでも順位を上げないといけない。
ホーム信州戦のあとはアウェイが2つ続きますが、アウェイの勝ち方もだいぶわかってきたので、最近の戦いのように、向かっていく入り方ができれば勝てると思います。
―最後は今季4戦全敗の大阪戦です。
1回も勝ってないんで、ここは勝っとかんといかん、ですよね。
プレイオフでもあたるかもしれないわけですし。
―ブースターのみなさんにメッセージを。
今季は、ブースターのみなさんに初めての経験をしてもらいたいと思っています。
みなさんをホームでのカンファレンスセミファイナルと、その先にある有明に連れて行きたい。
これまでより上の戦いを味わってほしいし、
僕らも味わいたい。
ホーム最終戦とレギュラーシーズンを最高の形で終えて、1位、2位でシーズンを終えたいと思います!
(編集後記)
ユウが珍しく自身ディフェンスについて、多くを語りました。
「決して得意ではない自分が、少しでもディフェンス面で貢献すれば、もっとチームを盛り上げることができる」。
昨季、シーズンを通して悔しい思いをしたユウ。
シーズン前に目標を聞いたときも、「優勝といきなり言うんじゃなくて、まずは去年できなかったことを達成したい。カンファレンスセミファイナルに勝って、有明に行くことです」と語っていましたが、いざプレイオフが近づき、もう一段上にいく、という思いを強く感じるインタビューとなりました。
力強さを増していくユウに期待してください!
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
(4/12現在33社、昨季68社)
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VOICE OF LAKES #28―ブライアント・マークソン
VOICE OF LAKES #27―ジョシュ・ペッパーズ
Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2012年04月12日21:00