決戦の朝スペシャル第2弾。
予告通り、プレイオフ開幕前夜に聞いたキャプテン・シンヤのインタビューをお届けします！



―いよいよプレイオフです。
まずはディフェンスです。
何が起こるかわからないプレイオフだからこそ、ディフェンスがより大事になります。
新潟戦、大阪戦の負けでは、アウトサイドで日本人にやられているのがはっきり出ています。
ここをしっかりぼくら日本人が抑えないといけないのがポイントですね。

―大阪戦での連敗後、「もう一度大阪とやりたい」という言葉が出ましたね。
その気持ちはもちろんあります。
でも、今は大阪のことは忘れています。
まず、目の前の福岡ですからね。

―プレイオフにあたって、改めて取り組むことはありますか？
相手（福岡戦）に対応する、ということ以外は特にありません。
何かを劇的に変える時間もないし、その必要もないと思いますからね。
ただ、一ついえるとすれば、これからは選手個々のパフォーマンス、一つ一つのプレイに対する意識の高さが大事になります。
もう、システム云々はみんな分かっています。
でも、それを実行するのはコートにいる一人ひとりなんです。
バスケットボールはシステムでやっているように見えるし、実際そうです。
でも、ボールを持つのも、受けるときは一人。
一人ひとりが、するべきプレイをしっかりやらないと、勝てないんです。

バスケットボールは流れのスポーツ。
この流れをつかむのが、プレイオフではより難しくなります。
つかむのは難しいですが、個人がミスをすればその流れは簡単に失ってしまう。
それは絶対に避けないといけない。
逆に流れを引き寄せるのは、ルーズボールであったり、ディフェンスであったり、ここ一番のリバウンドであったり、目に見えにくい、泥臭い部分。
いろんな世代のバスケットボールを見て、また体験してきました。
優勝するチームは、小学生であろうと、高校生であろうと、NBAであろうと、ここをすごく大事にしている。
逆に、それがないチームは優勝できないし、プレイオフにも出られないんです。

―昨季と比べて、今年のプレイオフはどう違いますか？
昨季は昨季、今季は今季です。
もう今季は、何もか違うチームです。
コーチも違うし、主力選手もかなり入れ替わった。
昨季のプレイオフと比べる意味はないと思います。

―しかし小川選手は今季、キャプテンに就任しました。思い入れの強いシーズンでは。
もちろん。
それを言葉にするのはなかなか難しいです。
ただ、今季はこれまでとは違う、いろんな準備をしました。
練習も、これまでとは違う練習を、これまで以上にしました。
やってきたから勝てるとは限らないし、その逆もそうだと思います。
でも、「やれることをやってきた」という思いはいつも以上にあります。

―勝ちたいですね。
勝ちたいです。
結果がすべてですし、勝ったチームが強いんです。
ぜひ、僕らもそうなりたい。
全力でいきますよ。

（編集後記）
チームとして戦うことを1年通して強調してきたシンヤ。
しかし、プレイオフという緊張感の強い試合においては、そのチームを形作る個々のプレイがしっかりしていないとダメだという思いを、強くしているようです。
まずは今日、運命をかけた戦い。
感謝祭で「みなさんの気持ちは伝わりました。この気持ちを胸に戦います」と誓ったシンヤと、レイクスの戦いを、ぜひ、滋賀県立体育館で見届けてください。
滋賀県で一番熱い場所で、みなさんをお待ちしています！

それではみなさま、ファイナルで。

―Playoffs2012　特別パートナー一覧―
（4/27現在106社、昨季68社）