VOICE OF LAKES #17―アラン・ウェストオーバーHC
ついに、本日は決戦の朝。
決戦の朝スペシャルその1をお届けします。
やはり、この人に聞くしかないでしょう。
われらがアラン・ウェストオーバーHCです!

―対戦相手が福岡に決まりました。
我々は幸運にも福岡に4勝したが、この4勝はプレイオフ、今週の勝ちをなにも保障するものではない。
向こうも「いつでも勝てるんだ」という気持ちで向かってくるはずだ。
まったく新しいゲームとして、福岡に対して臨まなくてはならない。
―福岡といえばエース、ケビン・パルマーですね。
もちろん最重要ポイントはパルマーと、ゲイリー・ハミルトンのリバウンド力とアシスト力だ。
だがカルロス・ディクソンもいいプレイヤーだし、ベンチから出る(ジャメイン・)ディアマンにも得点も要注意だ。
竹野(明倫)や仲西(淳)といった日本人ガードもいい。
なかなかポイントを絞るのは難しいが、とにかくコンテスト・ショット(シュートに対して手をかざし、邪魔をすること)することだ。
しかし、タレントの豊富さなら我々も負けてはいない。
こっちにもすごいタレントがいるんだぞ。
レイ、ペップ、ニチィ、ジュリアス、岡田、シンヤ、ワラ、J…。
向こうのほうが、より大きな問題を抱えているさ(笑)
―どんな戦いになるでしょう。
これはプレイオフだ。
レギュラーシーズンとはまったく違うシーズンなんだ。
福岡は最終的には33勝している。
ロースコアになるし、イージーバスケットは生まれないだろう。
だが、そういう中で戦わなくてはいけないんだ。
それがプレイオフだからね。
―チームの状態は。
大阪に連敗したが、そんなことはもう忘れて臨まなくてはね。
今週、何人か少し体調を崩したりしたが、長いシーズンを戦っていれば、起こりうることさ。
現に、常にけが人や体調不良の人間がいる中でシーズンを戦ってきた。
その中で、我々は33勝したんだ。

―レイクスが勝てば、昨年に続いて沖縄か、大阪との対戦です。
知っての通り沖縄には2勝2敗。
全て接戦だった。
また彼らと対戦することになれば、きっと接戦になるだろう。
沖縄には満員の会場のホームコートアドバンテージがあるが、それはまたプレッシャーだろう。
大阪に当たることになれば、リベンジのチャンスだね。
しかし、まずは今週末だよ。
福岡を倒さなくてはね。
―勝てますよね。
もちろんだ。
「明日、県立で会いましょう」とみなさんに伝えてくれ。
(編集後記)
アランコーチは、常に変わりません。
いつも、目の前の戦いに集中し、レイクスというチームに自信をもって臨んでいます。
コーチが導いてくれたこの1年間、集大成といえるプレイオフが始まります。
それではみなさま、ファイナルで。
…決戦の朝スペシャルその2は、もちろん、われらがキャプテンの登場です!

決戦の朝スペシャルその1をお届けします。
やはり、この人に聞くしかないでしょう。
われらがアラン・ウェストオーバーHCです!
―対戦相手が福岡に決まりました。
我々は幸運にも福岡に4勝したが、この4勝はプレイオフ、今週の勝ちをなにも保障するものではない。
向こうも「いつでも勝てるんだ」という気持ちで向かってくるはずだ。
まったく新しいゲームとして、福岡に対して臨まなくてはならない。
―福岡といえばエース、ケビン・パルマーですね。
もちろん最重要ポイントはパルマーと、ゲイリー・ハミルトンのリバウンド力とアシスト力だ。
だがカルロス・ディクソンもいいプレイヤーだし、ベンチから出る(ジャメイン・)ディアマンにも得点も要注意だ。
竹野(明倫)や仲西(淳)といった日本人ガードもいい。
なかなかポイントを絞るのは難しいが、とにかくコンテスト・ショット(シュートに対して手をかざし、邪魔をすること)することだ。
しかし、タレントの豊富さなら我々も負けてはいない。
こっちにもすごいタレントがいるんだぞ。
レイ、ペップ、ニチィ、ジュリアス、岡田、シンヤ、ワラ、J…。
向こうのほうが、より大きな問題を抱えているさ(笑)
―どんな戦いになるでしょう。
これはプレイオフだ。
レギュラーシーズンとはまったく違うシーズンなんだ。
福岡は最終的には33勝している。
ロースコアになるし、イージーバスケットは生まれないだろう。
だが、そういう中で戦わなくてはいけないんだ。
それがプレイオフだからね。
―チームの状態は。
大阪に連敗したが、そんなことはもう忘れて臨まなくてはね。
今週、何人か少し体調を崩したりしたが、長いシーズンを戦っていれば、起こりうることさ。
現に、常にけが人や体調不良の人間がいる中でシーズンを戦ってきた。
その中で、我々は33勝したんだ。
―レイクスが勝てば、昨年に続いて沖縄か、大阪との対戦です。
知っての通り沖縄には2勝2敗。
全て接戦だった。
また彼らと対戦することになれば、きっと接戦になるだろう。
沖縄には満員の会場のホームコートアドバンテージがあるが、それはまたプレッシャーだろう。
大阪に当たることになれば、リベンジのチャンスだね。
しかし、まずは今週末だよ。
福岡を倒さなくてはね。
―勝てますよね。
もちろんだ。
「明日、県立で会いましょう」とみなさんに伝えてくれ。
(編集後記)
アランコーチは、常に変わりません。
いつも、目の前の戦いに集中し、レイクスというチームに自信をもって臨んでいます。
コーチが導いてくれたこの1年間、集大成といえるプレイオフが始まります。
それではみなさま、ファイナルで。
…決戦の朝スペシャルその2は、もちろん、われらがキャプテンの登場です!
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
(4/27現在106社、昨季68社)
(4/27現在106社、昨季68社)

かじ直タイヤ 寺田商事 森寺眼科医院 クリエ 大戸警備保障
水口テクノス 近江ボード 大辻税理士法人 うつみスポーツ鍼灸接骨院 エージェント
マルニ 富山歯科医院 らっく介護サービス 全労済滋賀県本部 S.O.W.
ステーキキッチン ボストンコモン 湖南司法書士事務所 カワカツ ARMS
リビングアンドヘルス エーデルマン ヤマコン展装 ジェイジェイエフ
上原フォートスタジオ 幸弘設備 中村勇工務店 ハピトレ整体スタジオ ここ・から
エナジープラス カイロプラクティック院 守山新聞センター 中部ペプシコーラ販売
大新建設 ランバー拓 月の輪自動車教習所 清原 あたか飯店 大津創寫館
守建設 八田スポーツカイロプラクティック ヒロセ SHIMADA エールコーポレーション
焼肉れすとらん 平和亭 西友商店 いわまの甜水 大津給食センター
クレープリー・クランデール フラワーデザインコスモス 山本花店 ヤススポーツ
竹仁興産 皇子山動物病院 BORERO 松喜屋 ニシオカ ム-ヴ
英会話教室 ダイヤモンドヘッド
マルニ 富山歯科医院 らっく介護サービス 全労済滋賀県本部 S.O.W.
ステーキキッチン ボストンコモン 湖南司法書士事務所 カワカツ ARMS
リビングアンドヘルス エーデルマン ヤマコン展装 ジェイジェイエフ
上原フォートスタジオ 幸弘設備 中村勇工務店 ハピトレ整体スタジオ ここ・から
エナジープラス カイロプラクティック院 守山新聞センター 中部ペプシコーラ販売
大新建設 ランバー拓 月の輪自動車教習所 清原 あたか飯店 大津創寫館
守建設 八田スポーツカイロプラクティック ヒロセ SHIMADA エールコーポレーション
焼肉れすとらん 平和亭 西友商店 いわまの甜水 大津給食センター
クレープリー・クランデール フラワーデザインコスモス 山本花店 ヤススポーツ
竹仁興産 皇子山動物病院 BORERO 松喜屋 ニシオカ ム-ヴ
英会話教室 ダイヤモンドヘッド
VOICE OF LAKES #16-木村太郎、仙石幸一、川中尚子
VOICE OF LAKES第16回。
ホームゲーム直前スペシャル第2弾です。
牧田アナウンサーに続いて演出チームの登場です!
レイクスのホームゲーム会場の演出を担当する木村太郎さん、ご存知アリーナDJの仙石幸一さん、そしてレイクスチアリーダーズの川中尚子ディレクター。
レイクスマガジン4月号でも3人の特集を載せていますが、演出チームのレイクスにかける思いは並々ならぬものがあります。取材が大阪戦に敗れたあとでしたので、若干厳しいコメントも多いですが、それもレイクスを愛すればこそ。
ホーム開催ゲーム前スペシャルとして、熱い熱い演出チームによるレイクス座談会をお届けします。
―今年は大激戦の末、4位でシーズンを終え、再びプレイオフはファーストラウンドからのスタートとなります。
木村太郎(以下、木村)
もったいない試合がいっぱいあったなあと思いますね。
でもそれは星勘定をする上で、どこも同じだと思うんですよ。
たしかに9連勝して、これまでなかったシーズンの強さを見せ付けたけど、あとひとつ勝てなかった。今年も、チャレンジャーの立場ですね。
―なぜ勝てなかったのでしょうか。
仙石幸一(以下、仙石)
僕らはチームではないし、専門的なことは分からない。
でも、僕らの立場でムリヤリ結論付けるとすれば、いろんな意味で「まだ、足りない」のかもしれないですね。
レイクスには確かに「勝ってほしい」と心底思っているブースターがいる。
でも、それが選手に届ききってないのかもしれない。
あるいは、数が足りないのかもしれない。
確かにレイクスブースターはアウェイの会場にもたくさん来るし、声も出している。
でも、今日(4/28大阪戦)のように落としてほしくない試合を落とすということは、やはり何かが足りないのかも知れませんね。
このチームを肝心な所でアウェイで勝たせようと思ったら、今の倍の声援が必要なのかもしれない。
―そこをどうするか、という意味では?
仙石
言ってしまえば、僕らはホームゲームにしか影響を与えられないんですよ。
ホームでは勝利を引き寄せる空間を作ることができる。
でもアウェイは僕らの手を離れますよね。
確かに今日、大阪には100人のレイクスブースターさんがいたかも知れない。
でも、アウェイをジャックするほどでないと、こういうビッグ
ゲームでは勝てないのかもしれない。
そう思うと、僕らにできることは、ホームでやれることをやって、
「面白いな。地元のチームが勝つのっていいよな」と思ってもらって、
「ああ、このチームを応援したい」と心底思ってもらって、
もっともっと多くのブースターさんを
アウェイに「送り込む」しかないですよね。
木村
滋賀にやっと、レイクスという「神輿」ができたんですよ。
その神輿を担いでるブースターは期待をして待っている。まだレイクスはその期待に対する答えを、形として出せてませんよね。
仙石
結果が4位だということは、僕らの作っているアリーナの雰囲気も、4位だと思ってがんばるしかない。
確かに、僕らはすごくいいものを提供している自負はあるし、オリジナルで勝負している。
ほかのチームがレイクスの真似をしている例をたくさん見かける。
DJのスタイルも、選曲もね。
でも結果は4位。
有明に、まだ行けてない事実がある。
今年いけるかもしれないけど、4位は4位ですから、来年倍のクオリティで臨めばいい、と思ってます。
木村
といいつつ僕らは、その先を見てるんですよ。
「あかんなあ。2位になれたのに4位やんか」と言いながら、いまブースターさんはどう思ってるのかな、どんな気持ちで週末の福岡戦に来るのかな、と考えながらベストを尽くす。
そこの準備はします。
プレイオフの2試合、すべてを出しきって、ボーナスで有明にいけたらいいな、と思ってます(笑)
川中尚子(以下、川中)
やっぱり有明に行きたいですよね。
レイクスチアは別に選手権じゃないんですよ。
だから、有明にいけないから悪いわけじゃない。
でもメンバーのモチベーションや、チームの成長の要素として、やはり今年有明を経験して、ステップアップにつなげたい、というのはありますね。
正直言って、この辺でひとつ先に進んでおきたい。
木村
違う風景を見たいもんね。
一部のブースターさんを除いて、ほとんどの人はホームゲームだけの観戦だと思うんですね。
だけど、有明に行けばそれは変わる。
川中
全国のブースターさんに向けても、滋賀のまだレイクスを見たことのないみなさんに対しても、最高のPRになりますよね。
チームにとっても、チアにとっても。
私としては、メンバーに対してその舞台を用意してあげたい。
―今年のレイクスチアにとって、それが必要だと?
川中
そうですね。
実は今年は、初年度以来のしんどさがあります。
それはやっぱり、ルーキーの多さ。
もちろん、彼女達のせいではないんですよ。
ただ、パフォーマンスも、それ以外の日々の過ごし方や精神面にいたるところまで理解してもらうのにも、ある一定の時間がかかる。
―今年は特に多いですが、毎年メンバーが替わることはいっしょですよね。その中で、どう臨んでいるんですか?
川中
1年目は勢いで乗り切りました。
でも、振り返ると「自己満足ではないのか」という疑問や懸念はありましたし、今でもそれは常にあるんですね。
これでは受け入れられないかもしれない、と。
それに、まだまだディレクターとしては、自分がダンサーとして踊る目線を持ちすぎている、という自覚があるんです。
でも、ダンサーの視点を失ったら、それはそれでまずいとも思っています。
そんな風に悩みながらやってます。
でも私は、太郎さん、仙石さんとよく意見交換をすることで、自分を見直すことができる。
考えてる深さの違いに気がつく。
単に、レイクスチアのディレクターとしてだけではなく、私のこれからにとっても、この出会いは大きかったですね。
―たしかによく3人はいっしょに行動されていますし、よくこうしていっしょにお食事されてますよね。(注:取材は大阪戦後、食事を交えながら行いました)
仙石
この企画は、演出チームとして3人をひとくくりにしているけど、実際は僕よりも太郎さん、川中さんのほうがはるかに、かけてる時間や労力は大きいんですよ。
ある意味では、僕はレイクスチアといっしょ。
2人が作ってくれた舞台で、僕はパフォーマンスをするだけだから。
2人のほうが、根が深いと思いますよ。
木村
ベースを作って送り出す人間と、コート上で実際にパフォーマンスをする人間の違いですね。
オフに川中さんと半年かけて考えた選曲やダンスも、いざ試合でやってみて、一瞬で「アカンわ!」がありますし(笑)
―しかし、ここまで背景を理解してくれるパフォーマーは少ないのでは?
川中
それはそうですね。
仙石
こうして話をすると、僕の範疇じゃない情報も2人と共有できるんですけど、その上で何をやるかを判断するのは重要ですからね。
僕ら3人は、欲深いんですよ。
まず第一に、チームの勝利に対して、自分達のポジションで最大限の貢献をしたい。
そして第二に、顧客を増やしたい。
そして最後に試合の勝ち負けでないところで、そのお客さんに満足して帰ってほしい。
この三つを、三つともほしいと思っているんです。
第一は他球団の演出チームにもあると思う。
でも、第二、第三への熱意で言えば、僕ら以上のチームはいないと思ってます。
―なるほど…。そう思うと、演出が果たす役割は、やはり大きいですね。
木村
コンサートにしても、舞台にしてもそこに最高の歌手や俳優がいればいい、というものではないんですよ。
演出や、脚本が面白くないと絶対ダメ。
舞台であれば、幕間のストーリーテラーも必要なんですよ。
最高のソリストがいても、オーケストラが「アカンたれ」ならダメなんです。
スポーツ興行でもそれは同じということですね。
川中
スポーツは、そのバランスがいい感じになった時、
お客さんがワッとなるのがたまらない。
どんな場で踊るのも好きですけど、私が、スポーツにこだわる理由はそれなんです。
木村
この仕事を3人で4年、やってきました。
もちろん演出家としての自分には、ビジネスとかキャリアの一環としての側面がありますよ。
でも、それがどうこうじゃなくて、もう
「この先に俺の夢がある」
と思ってしまってる部分がありますから。
だから、準備して望んで、いざ試合になると「おりゃあー」ってなってる。
入りこんでるんです。
でも試合後に冷静になってたり、負けると責任を感じたりする。
―責任を感じる…。
木村・仙石・川中
そりゃあ感じますよ!
(編集後記)
とりとめのない座談会になりましたが、3人の思いは伝わったかと思います。
冷静になろうと努めながら、どうしてもなりきれない。
もちろん趣味でもなんでもなく、仕事でやっているそれぞれの立場もありながら、レイクスに「夢」を重ねている姿は、形は違えど牧田さんといっしょです。
ここに紹介した方々以外にも、たくさんの方々に支えられているレイクス。
それは、たくさんの方々の夢を背負っているということでもあります。
勝つことで、前へと進むことで、いっしょに夢をかなえたい。
その旅はついに明日、幕を開けます。
3人の作り出す、滋賀県立体育館のレイクス・ワールド。
その上で踊る、選手達とレイクスチアリーダーズを、ぜひご覧くださいね。
それではみなさま、ファイナルで。
…次回VOICE OF LAKESは、戦いを直前に控えたアラン・ウェストオーバーHCの登場です!

ホームゲーム直前スペシャル第2弾です。
牧田アナウンサーに続いて演出チームの登場です!
レイクスのホームゲーム会場の演出を担当する木村太郎さん、ご存知アリーナDJの仙石幸一さん、そしてレイクスチアリーダーズの川中尚子ディレクター。
レイクスマガジン4月号でも3人の特集を載せていますが、演出チームのレイクスにかける思いは並々ならぬものがあります。取材が大阪戦に敗れたあとでしたので、若干厳しいコメントも多いですが、それもレイクスを愛すればこそ。
ホーム開催ゲーム前スペシャルとして、熱い熱い演出チームによるレイクス座談会をお届けします。
―今年は大激戦の末、4位でシーズンを終え、再びプレイオフはファーストラウンドからのスタートとなります。

もったいない試合がいっぱいあったなあと思いますね。
でもそれは星勘定をする上で、どこも同じだと思うんですよ。
たしかに9連勝して、これまでなかったシーズンの強さを見せ付けたけど、あとひとつ勝てなかった。今年も、チャレンジャーの立場ですね。
―なぜ勝てなかったのでしょうか。
仙石幸一(以下、仙石)
僕らはチームではないし、専門的なことは分からない。
でも、僕らの立場でムリヤリ結論付けるとすれば、いろんな意味で「まだ、足りない」のかもしれないですね。
レイクスには確かに「勝ってほしい」と心底思っているブースターがいる。
でも、それが選手に届ききってないのかもしれない。
あるいは、数が足りないのかもしれない。
確かにレイクスブースターはアウェイの会場にもたくさん来るし、声も出している。
でも、今日(4/28大阪戦)のように落としてほしくない試合を落とすということは、やはり何かが足りないのかも知れませんね。
このチームを肝心な所でアウェイで勝たせようと思ったら、今の倍の声援が必要なのかもしれない。
―そこをどうするか、という意味では?
仙石
言ってしまえば、僕らはホームゲームにしか影響を与えられないんですよ。
ホームでは勝利を引き寄せる空間を作ることができる。
でもアウェイは僕らの手を離れますよね。
確かに今日、大阪には100人のレイクスブースターさんがいたかも知れない。
でも、アウェイをジャックするほどでないと、こういうビッグ
ゲームでは勝てないのかもしれない。
そう思うと、僕らにできることは、ホームでやれることをやって、
「面白いな。地元のチームが勝つのっていいよな」と思ってもらって、
「ああ、このチームを応援したい」と心底思ってもらって、
もっともっと多くのブースターさんを
アウェイに「送り込む」しかないですよね。
木村
滋賀にやっと、レイクスという「神輿」ができたんですよ。
その神輿を担いでるブースターは期待をして待っている。まだレイクスはその期待に対する答えを、形として出せてませんよね。

結果が4位だということは、僕らの作っているアリーナの雰囲気も、4位だと思ってがんばるしかない。
確かに、僕らはすごくいいものを提供している自負はあるし、オリジナルで勝負している。
ほかのチームがレイクスの真似をしている例をたくさん見かける。
DJのスタイルも、選曲もね。
でも結果は4位。
有明に、まだ行けてない事実がある。
今年いけるかもしれないけど、4位は4位ですから、来年倍のクオリティで臨めばいい、と思ってます。
木村
といいつつ僕らは、その先を見てるんですよ。
「あかんなあ。2位になれたのに4位やんか」と言いながら、いまブースターさんはどう思ってるのかな、どんな気持ちで週末の福岡戦に来るのかな、と考えながらベストを尽くす。
そこの準備はします。
プレイオフの2試合、すべてを出しきって、ボーナスで有明にいけたらいいな、と思ってます(笑)
川中尚子(以下、川中)
やっぱり有明に行きたいですよね。
レイクスチアは別に選手権じゃないんですよ。
だから、有明にいけないから悪いわけじゃない。
でもメンバーのモチベーションや、チームの成長の要素として、やはり今年有明を経験して、ステップアップにつなげたい、というのはありますね。
正直言って、この辺でひとつ先に進んでおきたい。
木村
違う風景を見たいもんね。
一部のブースターさんを除いて、ほとんどの人はホームゲームだけの観戦だと思うんですね。
だけど、有明に行けばそれは変わる。

全国のブースターさんに向けても、滋賀のまだレイクスを見たことのないみなさんに対しても、最高のPRになりますよね。
チームにとっても、チアにとっても。
私としては、メンバーに対してその舞台を用意してあげたい。
―今年のレイクスチアにとって、それが必要だと?
川中
そうですね。
実は今年は、初年度以来のしんどさがあります。
それはやっぱり、ルーキーの多さ。
もちろん、彼女達のせいではないんですよ。
ただ、パフォーマンスも、それ以外の日々の過ごし方や精神面にいたるところまで理解してもらうのにも、ある一定の時間がかかる。
―今年は特に多いですが、毎年メンバーが替わることはいっしょですよね。その中で、どう臨んでいるんですか?
川中
1年目は勢いで乗り切りました。
でも、振り返ると「自己満足ではないのか」という疑問や懸念はありましたし、今でもそれは常にあるんですね。
これでは受け入れられないかもしれない、と。
それに、まだまだディレクターとしては、自分がダンサーとして踊る目線を持ちすぎている、という自覚があるんです。
でも、ダンサーの視点を失ったら、それはそれでまずいとも思っています。
そんな風に悩みながらやってます。
でも私は、太郎さん、仙石さんとよく意見交換をすることで、自分を見直すことができる。
考えてる深さの違いに気がつく。
単に、レイクスチアのディレクターとしてだけではなく、私のこれからにとっても、この出会いは大きかったですね。
―たしかによく3人はいっしょに行動されていますし、よくこうしていっしょにお食事されてますよね。(注:取材は大阪戦後、食事を交えながら行いました)
仙石
この企画は、演出チームとして3人をひとくくりにしているけど、実際は僕よりも太郎さん、川中さんのほうがはるかに、かけてる時間や労力は大きいんですよ。
ある意味では、僕はレイクスチアといっしょ。
2人が作ってくれた舞台で、僕はパフォーマンスをするだけだから。
2人のほうが、根が深いと思いますよ。
木村
ベースを作って送り出す人間と、コート上で実際にパフォーマンスをする人間の違いですね。
オフに川中さんと半年かけて考えた選曲やダンスも、いざ試合でやってみて、一瞬で「アカンわ!」がありますし(笑)
―しかし、ここまで背景を理解してくれるパフォーマーは少ないのでは?
川中
それはそうですね。
仙石
こうして話をすると、僕の範疇じゃない情報も2人と共有できるんですけど、その上で何をやるかを判断するのは重要ですからね。
僕ら3人は、欲深いんですよ。
まず第一に、チームの勝利に対して、自分達のポジションで最大限の貢献をしたい。
そして第二に、顧客を増やしたい。
そして最後に試合の勝ち負けでないところで、そのお客さんに満足して帰ってほしい。
この三つを、三つともほしいと思っているんです。
第一は他球団の演出チームにもあると思う。
でも、第二、第三への熱意で言えば、僕ら以上のチームはいないと思ってます。
―なるほど…。そう思うと、演出が果たす役割は、やはり大きいですね。
木村
コンサートにしても、舞台にしてもそこに最高の歌手や俳優がいればいい、というものではないんですよ。
演出や、脚本が面白くないと絶対ダメ。
舞台であれば、幕間のストーリーテラーも必要なんですよ。
最高のソリストがいても、オーケストラが「アカンたれ」ならダメなんです。
スポーツ興行でもそれは同じということですね。
川中
スポーツは、そのバランスがいい感じになった時、
お客さんがワッとなるのがたまらない。
どんな場で踊るのも好きですけど、私が、スポーツにこだわる理由はそれなんです。
木村
この仕事を3人で4年、やってきました。
もちろん演出家としての自分には、ビジネスとかキャリアの一環としての側面がありますよ。
でも、それがどうこうじゃなくて、もう
「この先に俺の夢がある」
と思ってしまってる部分がありますから。
だから、準備して望んで、いざ試合になると「おりゃあー」ってなってる。
入りこんでるんです。
でも試合後に冷静になってたり、負けると責任を感じたりする。
―責任を感じる…。
木村・仙石・川中
そりゃあ感じますよ!
(編集後記)
とりとめのない座談会になりましたが、3人の思いは伝わったかと思います。
冷静になろうと努めながら、どうしてもなりきれない。
もちろん趣味でもなんでもなく、仕事でやっているそれぞれの立場もありながら、レイクスに「夢」を重ねている姿は、形は違えど牧田さんといっしょです。
ここに紹介した方々以外にも、たくさんの方々に支えられているレイクス。
それは、たくさんの方々の夢を背負っているということでもあります。
勝つことで、前へと進むことで、いっしょに夢をかなえたい。
その旅はついに明日、幕を開けます。
3人の作り出す、滋賀県立体育館のレイクス・ワールド。
その上で踊る、選手達とレイクスチアリーダーズを、ぜひご覧くださいね。
それではみなさま、ファイナルで。
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VOICE OF LAKES#15-牧田もりかつ
VOICE OF LAKES第15回は、レイクスびいきの熱血実況でお送りします。
…そう、今回はBBCびわ湖放送の実況中継でおなじみの牧田もりかつアナウンサーの登場です!
アリーナでの「VOICE OF LAKES」はアリーナDJの仙石幸一さんですが、
お茶の間での「VOICE OF LAKES」は牧田さんをおいてほかにはいません!
信州戦の試合前では応援練習で仙石さんが牧田さんに声をかけ、生声での「GO GO LAKES!」を要求するという「VOICE OF LAKESコラボレーション」も見せましたね。
さて、今回のインタビューではなぜ、あの実況スタイルが生まれたのか、そして年々熱くなるという牧田さんの「レイクス熱」に迫りました!

―レイクスは、チーム創設前から牧田さんにお世話になっています。
そう、付き合いは長いんですよ。
まだ「滋賀bj会」だったころから、BBCで僕がやっていた番組で紹介したりしてました。
BBCに坂井(信介)社長や、江藤(真弘取締役)さんが来てくれて「紹介して欲しい」とお願いされました。
ただ、ずっとプロチームのない滋賀で過ごしてきましたから、「そんなもの本当にできるのか?」「滋賀にプロチームを受け入れる度量や文化があるのか」とは思っていました。
ただ、その意味では思いのほかスタートはよかったですよね。
―牧田さんの代名詞「レイクスびいきの熱血実況」はどんな経緯で生まれたのでしょう。
話せば長くなります。
メジャーリーグが好きで、何度かアメリカに見に行ったことがあるんです。
そのとき、サンディエゴ・パドレスを見に行ったら、「日本人か?ようこそ俺たちのチームを見に来てくれたな」と歓迎を受けたんですよ。
聞いてはいたけど、実際に「おらが街のチーム」を体感して、これはすごいと思いました。
そして、メジャーのチームには必ず、名物アナウンサーがいる。
遠征にも帯同して「そのチームの中継はこの人じゃなきゃダメ!」という立場を確立している。
それにすごく憧れたんです。

―ロサンゼルス・ドジャースで61年目のビン・スカリーさんのような…。
そう。
でも、それは夢であり、憧れとしてあきらめていました。
プロチームのない滋賀にいる限り、一生チャンスがないなと。
でも、そこにレイクスができた。
これは「やれ」という神の啓示かなと思いましたね。
―それで、すぐにそのスタイルを…?
もちろん、スポーツ実況の鉄則として「両チームにフェアでなくてはならない」はあるんです。
わたしも駆け出しのころ叩き込まれてきましたし、アマチュアスポーツを実況することが多かったので、その鉄則はしっかり身についていたんです。
ただ、レイクスに関してはそうであってはいけないと思ったんですね。
おらが街のチームを応援するんだ、
というスタイルが必要だと。
「放送席で俺も戦ってるんだ!」くらいのね。
だからある意味ではタブーへの挑戦でした。
実は初年度、「フェアにやれ」というクレームがきたんですよ。
―えっ!そうだったんですか?地元から?
来ましたね、何件か。
別にそれを責めるわけではないんですけど「このスタイルは日本ではダメなのかな」と思いました。
でもそこで思い直したんです。
「いや、これはチャレンジだ、新しい文化を造っている最中なんだ」とね。
だから、中継の始めの「今週も、レイクスびいきの熱血実況でお伝えします」という冒頭のセリフが生まれたんです。
あれは「もう、先に謝っておきます。ごめんなさいね」という「おことわり」なんですよ。
市民球団であるレイクスを応援しなくてどうする、と。
だからそれ以降、その件についての苦情はないです。
スタンスが理解されてきたのかなと思いますね。
アウェイもいろいろ行かせてもらってますが、他チームからうらやましいなと思ってもらえる、滋賀でしかやってないスタイルを築きたいんですね。
いわば「滋賀モデル」というか。
―偉大なる挑戦ですね。
でも、これは僕一人でやれることじゃない。
BBCの放送もチームでやっていることなんです。
たまたま、僕がアナウンサーとして視聴者のみなさんに語りかけているだけでね。
ディレクター、カメラマンなどスタッフの方々。
みんながいないと成立しないチームプレイなんです。
だから僕らも「シャッフルオフェンス」。
ひとつの目標に向けて、役割をシェアしてるんですよ(笑)
―なるほど(笑)面白い中継にするために、取り組んでいることはありますか?
レイクスの選手の情報をより多く、というのは当たり前なんですが、相手チームの勘所を伝えることですね。
言ってしまえば、相手チームは怪獣なわけですよ。
―怪獣ですか??
そう、怪獣。
「やられ役」ですよ(笑)
だからその怪獣が、どんな武器をもっていて、どんなに強いかを伝えるんです。
そうすると、僕らのウルトラマンであるレイクスが、どうやって倒すんだという興味がわくわけですよね。
例えばプレイオフであたる福岡であれば、ケビン・パルマーがエースなわけでしょ。
パルマーがいかにすごいかを伝える。
元NBAで、こないだは32点もとられたんやで…とね。
そうなれば、パルマーを止めているレイクスのディフェンスのすごさがつたわる。
そんな風にして、魅力が伝わって、今度はアリーナに来てくれると嬉しいですね。
―まだアリーナには来たことがないけど、BBCはよく見る、という方も多くいらっしゃいます。
もったいないですよね。
よく見ていただいているのはありがたいけど、もったいない。
生で見てほしいんですよ。
テレビは結局、どんなにがんばっても中継スタッフが選んだ、切り取られた映像に過ぎないんです。
で、僕ら話し手はそこにコメントを入れていく。
それを視聴者のみなさまは見ているわけですが、アリーナに来てもらったら
どこを見るか、選択は自由なんです。
見たい選手を、ずーっと見てていい。
たとえばワラさんが好きなら、ずーっとワラさんの一挙手一投足を見てていい。
「センター戦に注目しよう」でもいい。
ぜひぜひ、アリーナに来てほしいですね。

―今年のレイクスをどうご覧になります?
見てて楽しいですよね。
ようやくチームで戦う集団になった、というか。
今年のチームを見て、過去3年で足りないものが分かった。
バルサ(リーガ・エスパニョーラのFCバルセロナ)のパスサッカーのような美しさがある。
―歴代の選手で印象深い選手はいますか?
これは難しい。
実は、アナウンサーって、覚えるのも大変ですけど、忘れるのがそれ以上に大変なんです。
どんどん忘れていかなくては、アタマの許容量がいっぱいになります。
今で言えば、レイクスの今いる選手の情報と今年の戦いぶり、それから福岡の情報でアタマがいっぱい。
もちろんメモはありますけど、バスケットボールの中継ではメモを見てたらボールが動いちゃいますから(笑)
それに、やはりちゃんと覚えていてすっとしゃべるほうが、コメントも生きていますしね。
だから、わりと今いない選手のことはあえて、忘れるようにしているんです(笑)

―なるほど。それではプレイオフの話を。去年、初めて中継を担当していただきましたが、あの時の思い出は。
もう、完全に冷静さを失ってましたね。
「熱血実況」だと、ところどころ冷静さを欠くものなんですが、あの時は欠くどころか、失っていました。
2日目だったと思いますが、「もう息ができません!」とか言ってるんです(笑)
最終決定戦のときは解説者さんに「もう解説いいですから!応援しましょう!」とも言ってる。
とんでもない、ありえない。
もうメチャクチャでした(笑)
もう、自分が試合に出ているかのような緊張感でしたからね。
ワラさんのバスケットカウント(注:1勝1敗で迎えた優勝決定戦、ワラがバスケットカウントを決めて試合の流れを一気に持ってきた)のときなんて、もう、何言ってるかわからない。
でももう楽しくて、来年も絶対に中継をやりたい!と思ってました。
だから5位で迎えた3月くらいから、毎日星勘定ですよ。
5位になってホーム開催できなかったらイヤだから(笑)
「あの感じを味わわせてくれ。頼むから」って思ってました。
―あさってが本番です。選手へメッセージをいただけますか?
プレイオフをホームでできるチームは4つしかない。
それを戦える選手は幸せだと思うんですよ。
ゴールデンウィークに、注目を浴びる試合ができる。
それを喜びに感じて、楽しんで欲しいですね。
僕も中継を楽しみたいです。
長きにわたってアナウンサーをしてますが、あの緊張感、空気はほかでは味わえないですから。
―ありがとうございました。今週末、よろしくお願いします!
今、レイクスもbjリーグも、新しい文化をつくっている最中。
僕ら中継スタッフも、ほかのメディアも、その大きな担い手だという自覚がある。
スポーツニュースでプロ野球、Jリーグに続いてbjリーグ、ということになってほしい。
そこまで、全力でお手伝いしたいと思います。
(編集後記)
レイクスの誕生によって、牧田アナウンサーの夢がかなったという話は、なんとも感動的でした。
牧田さんはプレイオフ進出後、「まだ夢の途中」だといいました。
優勝してこそ、夢がまたひとつ叶うと。
いま、まさに私たちは、夢の途中にいるのです。
今回、それが叶うかどうか、それは神のみぞ知る領域です。
しかし、この夢は、なんと苦しい道のりでもあるのです。
牧田さんが語るように、重苦しい、張り詰めた空気の中で、見ている私たちも戦っている気分になり、負ければこの世の終わりのような気分を味わう。
しかし、だからこそ勝った時の喜びが大きく、牧田さんのように「やめられない!」と思うようになる。
それが、プレイオフなのです。
今年も、BBCびわ湖放送での中継が、両日ともあります。
牧田さんのおススメは、アリーナで興奮を味わったあと、録画でもう一度興奮を噛み締めること。
アリーナでの記憶と、映像を照らし合わせながら…。
そのためにもまずは、ぜひ滋賀県立体育館での、年に1度の大興奮を味わってください!
それではみなさま、ファイナルで。

…そう、今回はBBCびわ湖放送の実況中継でおなじみの牧田もりかつアナウンサーの登場です!
アリーナでの「VOICE OF LAKES」はアリーナDJの仙石幸一さんですが、
お茶の間での「VOICE OF LAKES」は牧田さんをおいてほかにはいません!
信州戦の試合前では応援練習で仙石さんが牧田さんに声をかけ、生声での「GO GO LAKES!」を要求するという「VOICE OF LAKESコラボレーション」も見せましたね。
さて、今回のインタビューではなぜ、あの実況スタイルが生まれたのか、そして年々熱くなるという牧田さんの「レイクス熱」に迫りました!
―レイクスは、チーム創設前から牧田さんにお世話になっています。
そう、付き合いは長いんですよ。
まだ「滋賀bj会」だったころから、BBCで僕がやっていた番組で紹介したりしてました。
BBCに坂井(信介)社長や、江藤(真弘取締役)さんが来てくれて「紹介して欲しい」とお願いされました。
ただ、ずっとプロチームのない滋賀で過ごしてきましたから、「そんなもの本当にできるのか?」「滋賀にプロチームを受け入れる度量や文化があるのか」とは思っていました。
ただ、その意味では思いのほかスタートはよかったですよね。
―牧田さんの代名詞「レイクスびいきの熱血実況」はどんな経緯で生まれたのでしょう。
話せば長くなります。
メジャーリーグが好きで、何度かアメリカに見に行ったことがあるんです。
そのとき、サンディエゴ・パドレスを見に行ったら、「日本人か?ようこそ俺たちのチームを見に来てくれたな」と歓迎を受けたんですよ。
聞いてはいたけど、実際に「おらが街のチーム」を体感して、これはすごいと思いました。
そして、メジャーのチームには必ず、名物アナウンサーがいる。
遠征にも帯同して「そのチームの中継はこの人じゃなきゃダメ!」という立場を確立している。
それにすごく憧れたんです。
―ロサンゼルス・ドジャースで61年目のビン・スカリーさんのような…。
そう。
でも、それは夢であり、憧れとしてあきらめていました。
プロチームのない滋賀にいる限り、一生チャンスがないなと。
でも、そこにレイクスができた。
これは「やれ」という神の啓示かなと思いましたね。
―それで、すぐにそのスタイルを…?
もちろん、スポーツ実況の鉄則として「両チームにフェアでなくてはならない」はあるんです。
わたしも駆け出しのころ叩き込まれてきましたし、アマチュアスポーツを実況することが多かったので、その鉄則はしっかり身についていたんです。
ただ、レイクスに関してはそうであってはいけないと思ったんですね。
おらが街のチームを応援するんだ、
というスタイルが必要だと。
「放送席で俺も戦ってるんだ!」くらいのね。
だからある意味ではタブーへの挑戦でした。
実は初年度、「フェアにやれ」というクレームがきたんですよ。
―えっ!そうだったんですか?地元から?
来ましたね、何件か。
別にそれを責めるわけではないんですけど「このスタイルは日本ではダメなのかな」と思いました。
でもそこで思い直したんです。
「いや、これはチャレンジだ、新しい文化を造っている最中なんだ」とね。
だから、中継の始めの「今週も、レイクスびいきの熱血実況でお伝えします」という冒頭のセリフが生まれたんです。
あれは「もう、先に謝っておきます。ごめんなさいね」という「おことわり」なんですよ。
市民球団であるレイクスを応援しなくてどうする、と。
だからそれ以降、その件についての苦情はないです。
スタンスが理解されてきたのかなと思いますね。
アウェイもいろいろ行かせてもらってますが、他チームからうらやましいなと思ってもらえる、滋賀でしかやってないスタイルを築きたいんですね。
いわば「滋賀モデル」というか。
―偉大なる挑戦ですね。
でも、これは僕一人でやれることじゃない。
BBCの放送もチームでやっていることなんです。
たまたま、僕がアナウンサーとして視聴者のみなさんに語りかけているだけでね。
ディレクター、カメラマンなどスタッフの方々。
みんながいないと成立しないチームプレイなんです。
だから僕らも「シャッフルオフェンス」。
ひとつの目標に向けて、役割をシェアしてるんですよ(笑)
―なるほど(笑)面白い中継にするために、取り組んでいることはありますか?
レイクスの選手の情報をより多く、というのは当たり前なんですが、相手チームの勘所を伝えることですね。
言ってしまえば、相手チームは怪獣なわけですよ。
―怪獣ですか??
そう、怪獣。
「やられ役」ですよ(笑)
だからその怪獣が、どんな武器をもっていて、どんなに強いかを伝えるんです。
そうすると、僕らのウルトラマンであるレイクスが、どうやって倒すんだという興味がわくわけですよね。
例えばプレイオフであたる福岡であれば、ケビン・パルマーがエースなわけでしょ。
パルマーがいかにすごいかを伝える。
元NBAで、こないだは32点もとられたんやで…とね。
そうなれば、パルマーを止めているレイクスのディフェンスのすごさがつたわる。
そんな風にして、魅力が伝わって、今度はアリーナに来てくれると嬉しいですね。
―まだアリーナには来たことがないけど、BBCはよく見る、という方も多くいらっしゃいます。
もったいないですよね。
よく見ていただいているのはありがたいけど、もったいない。
生で見てほしいんですよ。
テレビは結局、どんなにがんばっても中継スタッフが選んだ、切り取られた映像に過ぎないんです。
で、僕ら話し手はそこにコメントを入れていく。
それを視聴者のみなさまは見ているわけですが、アリーナに来てもらったら
どこを見るか、選択は自由なんです。
見たい選手を、ずーっと見てていい。
たとえばワラさんが好きなら、ずーっとワラさんの一挙手一投足を見てていい。
「センター戦に注目しよう」でもいい。
ぜひぜひ、アリーナに来てほしいですね。
―今年のレイクスをどうご覧になります?
見てて楽しいですよね。
ようやくチームで戦う集団になった、というか。
今年のチームを見て、過去3年で足りないものが分かった。
バルサ(リーガ・エスパニョーラのFCバルセロナ)のパスサッカーのような美しさがある。
―歴代の選手で印象深い選手はいますか?
これは難しい。
実は、アナウンサーって、覚えるのも大変ですけど、忘れるのがそれ以上に大変なんです。
どんどん忘れていかなくては、アタマの許容量がいっぱいになります。
今で言えば、レイクスの今いる選手の情報と今年の戦いぶり、それから福岡の情報でアタマがいっぱい。
もちろんメモはありますけど、バスケットボールの中継ではメモを見てたらボールが動いちゃいますから(笑)
それに、やはりちゃんと覚えていてすっとしゃべるほうが、コメントも生きていますしね。
だから、わりと今いない選手のことはあえて、忘れるようにしているんです(笑)
―なるほど。それではプレイオフの話を。去年、初めて中継を担当していただきましたが、あの時の思い出は。
もう、完全に冷静さを失ってましたね。
「熱血実況」だと、ところどころ冷静さを欠くものなんですが、あの時は欠くどころか、失っていました。
2日目だったと思いますが、「もう息ができません!」とか言ってるんです(笑)
最終決定戦のときは解説者さんに「もう解説いいですから!応援しましょう!」とも言ってる。
とんでもない、ありえない。
もうメチャクチャでした(笑)
もう、自分が試合に出ているかのような緊張感でしたからね。
ワラさんのバスケットカウント(注:1勝1敗で迎えた優勝決定戦、ワラがバスケットカウントを決めて試合の流れを一気に持ってきた)のときなんて、もう、何言ってるかわからない。
でももう楽しくて、来年も絶対に中継をやりたい!と思ってました。
だから5位で迎えた3月くらいから、毎日星勘定ですよ。
5位になってホーム開催できなかったらイヤだから(笑)
「あの感じを味わわせてくれ。頼むから」って思ってました。
―あさってが本番です。選手へメッセージをいただけますか?
プレイオフをホームでできるチームは4つしかない。
それを戦える選手は幸せだと思うんですよ。
ゴールデンウィークに、注目を浴びる試合ができる。
それを喜びに感じて、楽しんで欲しいですね。
僕も中継を楽しみたいです。
長きにわたってアナウンサーをしてますが、あの緊張感、空気はほかでは味わえないですから。
―ありがとうございました。今週末、よろしくお願いします!
今、レイクスもbjリーグも、新しい文化をつくっている最中。
僕ら中継スタッフも、ほかのメディアも、その大きな担い手だという自覚がある。
スポーツニュースでプロ野球、Jリーグに続いてbjリーグ、ということになってほしい。
そこまで、全力でお手伝いしたいと思います。
(編集後記)
レイクスの誕生によって、牧田アナウンサーの夢がかなったという話は、なんとも感動的でした。
牧田さんはプレイオフ進出後、「まだ夢の途中」だといいました。
優勝してこそ、夢がまたひとつ叶うと。
いま、まさに私たちは、夢の途中にいるのです。
今回、それが叶うかどうか、それは神のみぞ知る領域です。
しかし、この夢は、なんと苦しい道のりでもあるのです。
牧田さんが語るように、重苦しい、張り詰めた空気の中で、見ている私たちも戦っている気分になり、負ければこの世の終わりのような気分を味わう。
しかし、だからこそ勝った時の喜びが大きく、牧田さんのように「やめられない!」と思うようになる。
それが、プレイオフなのです。
今年も、BBCびわ湖放送での中継が、両日ともあります。
牧田さんのおススメは、アリーナで興奮を味わったあと、録画でもう一度興奮を噛み締めること。
アリーナでの記憶と、映像を照らし合わせながら…。
そのためにもまずは、ぜひ滋賀県立体育館での、年に1度の大興奮を味わってください!
それではみなさま、ファイナルで。
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
(4/27現在106社、昨季68社)
(4/27現在106社、昨季68社)

かじ直タイヤ 寺田商事 森寺眼科医院 クリエ 大戸警備保障
水口テクノス 近江ボード 大辻税理士法人 うつみスポーツ鍼灸接骨院 エージェント
マルニ 富山歯科医院 らっく介護サービス 全労済滋賀県本部 S.O.W.
ステーキキッチン ボストンコモン 湖南司法書士事務所 カワカツ ARMS
リビングアンドヘルス エーデルマン ヤマコン展装 ジェイジェイエフ
上原フォートスタジオ 幸弘設備 中村勇工務店 ハピトレ整体スタジオ ここ・から
エナジープラス カイロプラクティック院 守山新聞センター 中部ペプシコーラ販売
大新建設 ランバー拓 月の輪自動車教習所 清原 あたか飯店 大津創寫館
守建設 八田スポーツカイロプラクティック ヒロセ SHIMADA エールコーポレーション
焼肉れすとらん 平和亭 西友商店 いわまの甜水 大津給食センター
クレープリー・クランデール フラワーデザインコスモス 山本花店 ヤススポーツ
竹仁興産 皇子山動物病院 BORERO 松喜屋 ニシオカ ム-ヴ
英会話教室 ダイヤモンドヘッド
マルニ 富山歯科医院 らっく介護サービス 全労済滋賀県本部 S.O.W.
ステーキキッチン ボストンコモン 湖南司法書士事務所 カワカツ ARMS
リビングアンドヘルス エーデルマン ヤマコン展装 ジェイジェイエフ
上原フォートスタジオ 幸弘設備 中村勇工務店 ハピトレ整体スタジオ ここ・から
エナジープラス カイロプラクティック院 守山新聞センター 中部ペプシコーラ販売
大新建設 ランバー拓 月の輪自動車教習所 清原 あたか飯店 大津創寫館
守建設 八田スポーツカイロプラクティック ヒロセ SHIMADA エールコーポレーション
焼肉れすとらん 平和亭 西友商店 いわまの甜水 大津給食センター
クレープリー・クランデール フラワーデザインコスモス 山本花店 ヤススポーツ
竹仁興産 皇子山動物病院 BORERO 松喜屋 ニシオカ ム-ヴ
英会話教室 ダイヤモンドヘッド
VOICE OF LAKES#14-エミ
VOICE OF LAKES第14回。
今回はレイクスチアリーダーズのバイスキャプテン・エミの登場です。
大阪エヴェッサのオフィシャルダンスチーム「bt」時代に有明を経験したエミは、今季からレイクスチアに加入し、バイスキャプテンに就任しました。
もう有明に行った気になるくらいの臨場感たっぷりのインタビュー、ぜひお楽しみください!

―エミさんが、チアを始めたきっかけは何だったのですか?
高校までバスケットボールをやっていたんですが、ある日高校に大阪エヴェッサのキャラバンが来たんです。それをきっかけに大阪の試合を見に行って、チアを知ったんですね。
ダンスも並行してやっていましたので、btに入って、3年間を過ごしました。
有明にも行けましたし、すごくいい経験をさせてもらいました。
―なるほど。そこから、レイクスチアに入った理由はなんだったのでしょう。
端的に言うと、川中(尚子ディレクター)さんに憧れていたからです…。
大阪時代、守山市民体育館でプレゲームがあったんです。
レイクスができる前で、大阪と富山の試合があって、そこで踊りました。
滋賀にチームができることを知って、川中(尚子)さんがディレクターになられると聞いて。
レイクスのホームページで川中さんのことを知るにつれ、オーラをすごく感じたんですね。
川中さんの下でやりたいなと思って、オーディションを受けることにしました。
そういえば、いつだったか、たまたまスタジオ帰りの川中さんに家から近くの駅でばったり会うことがあって、勇気を出して「ファンなんです」と言ったりもしました(笑)
―川中ディレクターの力はすごいですね。オーディションを受けるときは、感慨があったでしょう?
緊張しましたね。
ベストに持っていかなくてはいけないんですが、自分でもまだ気持ちの整理がつかないところがあって、決してベストを出し切れたとは思わないんです。
でもメンバーにしてもらって…。
川中さんやメンバーにも会社にも、すごくバックアップしてもらって、感謝しています。
今は、できるだけチームに貢献したいと思っています。
―経験を買われて、バイスキャプテンに就任していますね。
いやー、それがチームを引っ張った経験がなくて「どうしよう」って悩んでたんですよ(苦笑)
「チームを見てほしい」と言っていただいたんですが、大阪時代は年も一番下で、キャリアも一番下で、ということがほとんどだったので。
今は、そこを見抜かれて、川中さんに成長する機会を与えていただいたと解釈しています。
ただ、そのことがなくてもレイクスチアにきてからは、ルーキーが多いし、年も上のほうなので、アドバイスをする機会も増えましたね。

―今は、キャプテンのユミさん、同じバイスキャプテンのヒサさんと試合後にミーティングしていますよね。
よく3人から言うようにしてるのは「もっと周りを見てほしい」ということです。
チームでやってるんだから、周りがどうか、その中での自分がどうかを絶えず意識してほしい。
例えば、ポジションにしても、自分が正しい位置にいても、周りが何かの原因でずれてたら、そこに自分があわせないと、全体としてみたときにおかしなことになります。
そういうところをしっかり修正する、臨機応変な修正能力というのは、まだチームには欠けているなと思います。
ただ、なかなかそういうことは最初から言えずにいました。性格もあるんでしょうけど…。
でも、だんだん役割が見えるようにはなってきました。
―今季中盤、練習を止めて長いミーティング時間をとって、それまでになくお互いに指摘しあう場を作ったと聞いています。
ありましたね(苦笑)
ただああいう場は、もっと始めにあったほうがよかったと思います。
開幕前とかね。
後ろを振り返るのもアレですけど、そうだったらもっと違ったのかなと。
私は恥ずかしながら、そのときに思いがあふれてしまって、泣いてしまったんですね。
「私たちってこんなチームだった?」
「もっとやれるはずと思ってた」
と言いました。
たぶんそれまで、メンバーの意識が違ったんですよね。
もちろん、個人それぞれですから、違って当たり前の部分はあるんですけども。
ただ、それ以来はみんなの意識も、だいぶ高まってきてるかなと思います。
―個人としてはどんなシーズンでしたか?
チームを見る立場としても、言うに言えない自分にいらいらしているときもあったし、個人としてスキルアップできているかというとそれもまだまだ。
自分とちゃんと向き合えてなかったなあと思います。
お互いメンバーはライバルであるべきなので、どんどん個人のレベルも上げていって、お互いがそれに追いつき、追い越すというか、そういう循環を作っていかなくてはいけないんですけど、自分が「バンと抜けてやる!」という気持ちがまだ足りなかった。
ただ、それを課題として残せたので、来季また活躍できる場をいただけたら、もっともっと成長していけるかな?とは思います。

―なるほど…。さあプレイオフです。レイクスチアの役目は、いつもとどう違うのでしょう?
役割自体はいつもといっしょなんですよ。
会場とチームをつなぐ役目。
ただ、プレイオフは1回負けたら終わり。
チームも、ブースターさんも、その気で会場に来ますよね。
そこでチアだけ取り残されないように。
しっかり、会場と一体になってその役割を果たしきる。
それが必要だと思います。
―大阪時代も含め、プレイオフの経験はたくさんあると思いますが、一番の思い出は?
実は、2年前のシーズン、神戸でのレイクス戦なんです。
私は大阪の一員だったので、勝ったあとにお見送りをしていたんですけども、応援しに来ていたレイクスチアのメンバーが全員泣いていたんです。
チアといえど、チームに対する思いは人それぞれだと思うんですが、そのときのレイクスチアのメンバーは、親身になって全員が臨んで、出番のないアウェイにきて、全力で応援した末に泣いていたんです。
ものすごい熱さを感じました。
―なるほど…。さて、プレイオフの先にある有明。レイクスチアではエミさんだけが経験していますが、有明はどんな場所なんでしょう?
本当に大きくて、会場に飲み込まれてしまうような圧倒される感じがあるんですよ。
「うわ、ここで踊るの?」と最初は思いました。
有明はいろいろ変わります。
高いので、胸から上の角度を変えないと、本当にアタマしか見えなくなりますし、横や上から見た形の美しさも追求しなくてはいけない。

そういう練習も少しずつ取り入れ始めています。
あとは、いつものBGMがかからないし、相手のコールもあるので、チアがしっかりコールしないとリードできない危険性もあるんです。いつにも増して、チアがしっかりと試合の流れを把握しないといけない。
―すごい場所ですね。出れば個人としては2年振りですが、出たい思いは強いのでは。
出たいですね、なんとしても。
レイクスチアとして、みんなと有明に出たいと思います!
(編集後記)
レイクスチアとして踊る彼女の、なみなみならぬ決意を感じていただけたかと思います。
きっとこれまでとの違いに悩んだこともあったでしょう。
「チアとは」「自分達の仕事とは」というテーマについて語るときの表情は真剣そのものです。
自分も、チームも成長したい、大きくなりたいという思いを強く感じます。
ちなみに4枚目の写真は、有明でのパフォーマンスの練習について語っているところ。
「上!上!」とやっているポーズです。
エミの心のこもったパフォーマンスを、有明で見たいですね!
それではみなさま、ファイナルで。

今回はレイクスチアリーダーズのバイスキャプテン・エミの登場です。
大阪エヴェッサのオフィシャルダンスチーム「bt」時代に有明を経験したエミは、今季からレイクスチアに加入し、バイスキャプテンに就任しました。
もう有明に行った気になるくらいの臨場感たっぷりのインタビュー、ぜひお楽しみください!
―エミさんが、チアを始めたきっかけは何だったのですか?
高校までバスケットボールをやっていたんですが、ある日高校に大阪エヴェッサのキャラバンが来たんです。それをきっかけに大阪の試合を見に行って、チアを知ったんですね。
ダンスも並行してやっていましたので、btに入って、3年間を過ごしました。
有明にも行けましたし、すごくいい経験をさせてもらいました。
―なるほど。そこから、レイクスチアに入った理由はなんだったのでしょう。
端的に言うと、川中(尚子ディレクター)さんに憧れていたからです…。
大阪時代、守山市民体育館でプレゲームがあったんです。
レイクスができる前で、大阪と富山の試合があって、そこで踊りました。
滋賀にチームができることを知って、川中(尚子)さんがディレクターになられると聞いて。
レイクスのホームページで川中さんのことを知るにつれ、オーラをすごく感じたんですね。
川中さんの下でやりたいなと思って、オーディションを受けることにしました。
そういえば、いつだったか、たまたまスタジオ帰りの川中さんに家から近くの駅でばったり会うことがあって、勇気を出して「ファンなんです」と言ったりもしました(笑)
―川中ディレクターの力はすごいですね。オーディションを受けるときは、感慨があったでしょう?
緊張しましたね。
ベストに持っていかなくてはいけないんですが、自分でもまだ気持ちの整理がつかないところがあって、決してベストを出し切れたとは思わないんです。
でもメンバーにしてもらって…。
川中さんやメンバーにも会社にも、すごくバックアップしてもらって、感謝しています。
今は、できるだけチームに貢献したいと思っています。
―経験を買われて、バイスキャプテンに就任していますね。
いやー、それがチームを引っ張った経験がなくて「どうしよう」って悩んでたんですよ(苦笑)
「チームを見てほしい」と言っていただいたんですが、大阪時代は年も一番下で、キャリアも一番下で、ということがほとんどだったので。
今は、そこを見抜かれて、川中さんに成長する機会を与えていただいたと解釈しています。
ただ、そのことがなくてもレイクスチアにきてからは、ルーキーが多いし、年も上のほうなので、アドバイスをする機会も増えましたね。
―今は、キャプテンのユミさん、同じバイスキャプテンのヒサさんと試合後にミーティングしていますよね。
よく3人から言うようにしてるのは「もっと周りを見てほしい」ということです。
チームでやってるんだから、周りがどうか、その中での自分がどうかを絶えず意識してほしい。
例えば、ポジションにしても、自分が正しい位置にいても、周りが何かの原因でずれてたら、そこに自分があわせないと、全体としてみたときにおかしなことになります。
そういうところをしっかり修正する、臨機応変な修正能力というのは、まだチームには欠けているなと思います。
ただ、なかなかそういうことは最初から言えずにいました。性格もあるんでしょうけど…。
でも、だんだん役割が見えるようにはなってきました。
―今季中盤、練習を止めて長いミーティング時間をとって、それまでになくお互いに指摘しあう場を作ったと聞いています。
ありましたね(苦笑)
ただああいう場は、もっと始めにあったほうがよかったと思います。
開幕前とかね。
後ろを振り返るのもアレですけど、そうだったらもっと違ったのかなと。
私は恥ずかしながら、そのときに思いがあふれてしまって、泣いてしまったんですね。
「私たちってこんなチームだった?」
「もっとやれるはずと思ってた」
と言いました。
たぶんそれまで、メンバーの意識が違ったんですよね。
もちろん、個人それぞれですから、違って当たり前の部分はあるんですけども。
ただ、それ以来はみんなの意識も、だいぶ高まってきてるかなと思います。
―個人としてはどんなシーズンでしたか?
チームを見る立場としても、言うに言えない自分にいらいらしているときもあったし、個人としてスキルアップできているかというとそれもまだまだ。
自分とちゃんと向き合えてなかったなあと思います。
お互いメンバーはライバルであるべきなので、どんどん個人のレベルも上げていって、お互いがそれに追いつき、追い越すというか、そういう循環を作っていかなくてはいけないんですけど、自分が「バンと抜けてやる!」という気持ちがまだ足りなかった。
ただ、それを課題として残せたので、来季また活躍できる場をいただけたら、もっともっと成長していけるかな?とは思います。
―なるほど…。さあプレイオフです。レイクスチアの役目は、いつもとどう違うのでしょう?
役割自体はいつもといっしょなんですよ。
会場とチームをつなぐ役目。
ただ、プレイオフは1回負けたら終わり。
チームも、ブースターさんも、その気で会場に来ますよね。
そこでチアだけ取り残されないように。
しっかり、会場と一体になってその役割を果たしきる。
それが必要だと思います。
―大阪時代も含め、プレイオフの経験はたくさんあると思いますが、一番の思い出は?
実は、2年前のシーズン、神戸でのレイクス戦なんです。
私は大阪の一員だったので、勝ったあとにお見送りをしていたんですけども、応援しに来ていたレイクスチアのメンバーが全員泣いていたんです。
チアといえど、チームに対する思いは人それぞれだと思うんですが、そのときのレイクスチアのメンバーは、親身になって全員が臨んで、出番のないアウェイにきて、全力で応援した末に泣いていたんです。
ものすごい熱さを感じました。
―なるほど…。さて、プレイオフの先にある有明。レイクスチアではエミさんだけが経験していますが、有明はどんな場所なんでしょう?
本当に大きくて、会場に飲み込まれてしまうような圧倒される感じがあるんですよ。
「うわ、ここで踊るの?」と最初は思いました。
有明はいろいろ変わります。
高いので、胸から上の角度を変えないと、本当にアタマしか見えなくなりますし、横や上から見た形の美しさも追求しなくてはいけない。
そういう練習も少しずつ取り入れ始めています。
あとは、いつものBGMがかからないし、相手のコールもあるので、チアがしっかりコールしないとリードできない危険性もあるんです。いつにも増して、チアがしっかりと試合の流れを把握しないといけない。
―すごい場所ですね。出れば個人としては2年振りですが、出たい思いは強いのでは。
出たいですね、なんとしても。
レイクスチアとして、みんなと有明に出たいと思います!
(編集後記)
レイクスチアとして踊る彼女の、なみなみならぬ決意を感じていただけたかと思います。
きっとこれまでとの違いに悩んだこともあったでしょう。
「チアとは」「自分達の仕事とは」というテーマについて語るときの表情は真剣そのものです。
自分も、チームも成長したい、大きくなりたいという思いを強く感じます。
ちなみに4枚目の写真は、有明でのパフォーマンスの練習について語っているところ。
「上!上!」とやっているポーズです。
エミの心のこもったパフォーマンスを、有明で見たいですね!
それではみなさま、ファイナルで。
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
(4/27現在106社、昨季68社)
(4/27現在106社、昨季68社)

かじ直タイヤ 寺田商事 森寺眼科医院 クリエ 大戸警備保障
水口テクノス 近江ボード 大辻税理士法人 うつみスポーツ鍼灸接骨院 エージェント
マルニ 富山歯科医院 らっく介護サービス 全労済滋賀県本部 S.O.W.
ステーキキッチン ボストンコモン 湖南司法書士事務所 カワカツ ARMS
リビングアンドヘルス エーデルマン ヤマコン展装 ジェイジェイエフ
上原フォートスタジオ 幸弘設備 中村勇工務店 ハピトレ整体スタジオ ここ・から
エナジープラス カイロプラクティック院 守山新聞センター 中部ペプシコーラ販売
大新建設 ランバー拓 月の輪自動車教習所 清原 あたか飯店 大津創寫館
守建設 八田スポーツカイロプラクティック ヒロセ SHIMADA エールコーポレーション
焼肉れすとらん 平和亭 西友商店 いわまの甜水 大津給食センター
クレープリー・クランデール フラワーデザインコスモス 山本花店 ヤススポーツ
竹仁興産 皇子山動物病院 BORERO 松喜屋 ニシオカ ム-ヴ
英会話教室 ダイヤモンドヘッド
マルニ 富山歯科医院 らっく介護サービス 全労済滋賀県本部 S.O.W.
ステーキキッチン ボストンコモン 湖南司法書士事務所 カワカツ ARMS
リビングアンドヘルス エーデルマン ヤマコン展装 ジェイジェイエフ
上原フォートスタジオ 幸弘設備 中村勇工務店 ハピトレ整体スタジオ ここ・から
エナジープラス カイロプラクティック院 守山新聞センター 中部ペプシコーラ販売
大新建設 ランバー拓 月の輪自動車教習所 清原 あたか飯店 大津創寫館
守建設 八田スポーツカイロプラクティック ヒロセ SHIMADA エールコーポレーション
焼肉れすとらん 平和亭 西友商店 いわまの甜水 大津給食センター
クレープリー・クランデール フラワーデザインコスモス 山本花店 ヤススポーツ
竹仁興産 皇子山動物病院 BORERO 松喜屋 ニシオカ ム-ヴ
英会話教室 ダイヤモンドヘッド
VOICE OF LAKES #13-ブライアント・マークソン
VOICE OF LAKES第13回。
今回はB!
ブライアント・マークソンのインタビューをお届けします。
1月に加入したBは、2Qを主戦場とし、9連勝を支えた2Qのメンバーの一人として大活躍しました。
スラッシャーとしてドリブルで切れ込む姿、ゴール下でファウルをとる姿に加え、なんといっても長い腕を生かしたスティールからの速攻が目立ちました。
大学時代から豊富なプレイオフ経験を持つBに、これからの戦いについて聞きました。

―チームが大阪に敗れ、4位が確定しました。今のチーム状態をどう分析しますか?
負けたとはいえ、我々はまだスピリット(魂)を失っていない。
ここから、ハードにプレイすること、アグレッシブ(積極的)にプレイすること。
そして、1年間やってきた「シャッフル」を遂行すること。これが鍵になる。
―なぜ、大阪に敗れたのでしょう?
もちろん、土曜日のゲームにはがっかりしたよ。
90%勝っていながら、最後の、本当に少しのところの集中力の差で走られてしまった。
本当にそんな少しの差なんだからね。
日曜日は、順位が確定したこともあって、土曜日と同じテンションではどうしても臨めなかった、というのが本当のところだろうね。
もちろんそんなことを考えながらプレイしたわけではないし、誰も口にしたりしない。
けど、どうしても土曜日のような決戦モード、には自然にはならないよね。
でも自分も含めて、今はもうみんな切り替えることができてる。大丈夫だ。
―1月に来日してから、ここまでを振り返ってもらえますか?
そうだね。
シャッフルはやはり覚えるのに時間のかかるシステム。
来日してからコツコツ取り組んできたけど、今はもう分かっているから、得点するチャンスを狙い、積極的に行くことを考えるだけでよくなった。
今は、どうチームに貢献するかを分かっているつもりだよ。

―B選手が出ている2Qが好調で、9連勝につながりました。好調の要因は。
同じように2Qに入るニチィとよく話をするんだ。
「3Qにつなげるために、いいプレイをしよう。そのためにディフェンスをしっかりしよう」とね。
今はそれができているから、いいリズムができる。
しっかり相手を止めた上でリバウンドを取り、走る。
だからイージーバスケットが生まれ、簡単に得点できるんだ。
いつでもリズムというのは、ディフェンスから生まれるものだからね。
―あとは、4Qに出番があります。そこでの役割は?
ここは正直言うと少し難しい。
2Q出番があって、ハーフタイムがあり、3Qも丸々休んでいるから、少しゲーム感覚を取り戻すのが難しいし、体が少し固まっているからね。
ただ、これも今の自分に与えられた役割。
その中でもリバウンド、ディフェンスで貢献しようとしている。
ただ2Qでいいときに、4Qでも得点しにいこうかと思うときがあるが、4Qには4Qのリズムがあるから、そこを壊さないように、と心がけている。
―苦しいときのB選手のドライブは突破口になりうると思いますが。
そうだね。
今からはプレイオフだし、ここからは4Qでも積極的に得点を狙えるときは狙うよ。
―さあプレイオフです。ここからの戦いに必要なものは。
プレイオフというのは、相手を抑えつけようとお互いが激しいゲームを展開する。何よりもアグレッシブにプレイすることだ。
それができたチームが勝つからね。
大阪戦では1on1のディフェンスに足りないところがあった。ボールマンに対するプレッシャーをかけ切れていなかったね。
―これまでの経験を教えてください。
プレイオフは「WIN OR GO HOME」(勝つか、家に帰るか)。
全てをコートで出し切って、何も残してきてはいけないんだ。
ユタ大学時代、アンドリュー・ボーガット(NBAミルウォーキー・バックス)とともにいっしょにプレイし、カンファレンスのチャンピオンにはなったことがある。
そのときも、そういう気持ちで臨んでいた。
あと、アメリカでは「WIN OR GO FISHING」(勝つか、釣りに行くか)という表現もある。
終わったらバケーションがきてしまって、勝った人はまだ戦っているのに、自分はボーっと釣りをしている、という意味さ。
でもみんな、帰りたくないし、釣りにも行きたくない。
みんな勝ち残りたいからこそ、生まれた言葉だ。
レイクスのみんなからは、勝ちたい気持ちを感じている。
こうして言葉にすると当たり前にも聞こえるが、みんなで勝ちたいと本当に思っているのが、痛いほどに伝わってくるんだ。
―レイクスの強みはなんでしょう。
チームであること、だね。
「STICK TOGETHER」(直訳:くっついていよう。ひとつになろう、という意味)という言葉をコーチが使うが、本当にそれが実現できてきている。
もちろん言い争いもするし、殴り合いじゃないけどケンカもするさ。
でもコートでおきたことは、そこで終わりなんだ。
バスでコーチも含めたチームのみんながハイタッチをし、こぶしでタッチをする。
それで終わりなんだ。
そういうスタイルができている。
それが俺は好きだ。
イスラエルにいたころは、みんながアレン・アイバーソン(元NBAスター、ドライブインからの得点を得意とするスコアリングガード)みたいだった。
得点をしにいくだけ。
勝手にね。
そういう中に入ったら、自分もそうせざるを得ない。
でも、レイクスは違う。
パスも出すし、誰かが調子が悪ければ「ヘイ、がんばれよ。落ち込んでる時じゃないぜ」と励ますし、ジョークを言ってリラックスさせることもできる。
本気で鼓舞することもできる。
俺はこういうチームが好きだし、こういう環境を渇望していたんだ。
だから今、すごく嬉しいんだよ。
このチームで勝ちたいと、心底思っている。
―なるほど。プレイオフ西地区は強豪揃いです。どこが一番強いと思いますか?
大阪だね。
2月と4月の対戦を経験したが、すごいチームだ。
リン・ワシントンが(引退で)抜けたが、それによって彼に集中していたボールがよく回るようになったし、竹田、今野、小淵らの日本人ガードがすごくアグレッシブになった。
今のほうがむしろ手ごわいとも思う。

―シンヤは「もう一度大阪と戦って勝ちたい」と言っています。
俺も、シンヤとまったく同じ気持ちだ。
だが、土曜日は本当の僅差で負けた。
もう一回やりたいし、勝ってこそ、その先にいけると思う。
―このままでは終われませんよね。最後に、ブースターにメッセージをお願いします。
イスラエルにいたころは、試合も、観客も、すべてがビジネスライクだった。
しかしここは、全てがエモーショナル(感情的)であり、情熱的だ。
いつも試合に来てくれるし、心のこもったギフトをくれる。
試合後に待っていてくれて、握手をしてくれる。
自分の子供を紹介したりもしてくれるんだ。
こんな環境は、プロ生活に入ってから初めてのことだ。
レイクスのブースターが最高だと、
胸を張って言えるよ。
感謝の気持ちを言葉にするのは難しい。
今いえるのは、
「必ずチャンピオンシップを滋賀に持ち帰る。
そういう気持ちで戦うから、最後まで
俺たちを信じてほしい」
ということだけだ。
(編集後記)
加入当初こそ、ぎこちないプレイもあったBでしたが、今の2Qでのプレイを見たら、誰もそんなことを思わないでしょう。
スーパーサブといって差し支えない存在です。
そして、Bがもうひとつすばらしいところは、精神面での強さです。
厳しい場面や、ジャッジに納得いかないときでもBが感情的になることはあまりありません。
経験に裏打ちされているせいでしょう。
加入当初からチームの仲のよさや、ブースターのみなさんの温かい歓待に目を丸くしていたB。
途中加入ですが、いやそれゆえに、チームへの愛は強いB。
そんなBのプレイも、プレイオフでぜひ、生で目にしていただきたいと思います。
それではみなさま、ファイナルで。

今回はB!
ブライアント・マークソンのインタビューをお届けします。
1月に加入したBは、2Qを主戦場とし、9連勝を支えた2Qのメンバーの一人として大活躍しました。
スラッシャーとしてドリブルで切れ込む姿、ゴール下でファウルをとる姿に加え、なんといっても長い腕を生かしたスティールからの速攻が目立ちました。
大学時代から豊富なプレイオフ経験を持つBに、これからの戦いについて聞きました。

―チームが大阪に敗れ、4位が確定しました。今のチーム状態をどう分析しますか?
負けたとはいえ、我々はまだスピリット(魂)を失っていない。
ここから、ハードにプレイすること、アグレッシブ(積極的)にプレイすること。
そして、1年間やってきた「シャッフル」を遂行すること。これが鍵になる。
―なぜ、大阪に敗れたのでしょう?
もちろん、土曜日のゲームにはがっかりしたよ。
90%勝っていながら、最後の、本当に少しのところの集中力の差で走られてしまった。
本当にそんな少しの差なんだからね。
日曜日は、順位が確定したこともあって、土曜日と同じテンションではどうしても臨めなかった、というのが本当のところだろうね。
もちろんそんなことを考えながらプレイしたわけではないし、誰も口にしたりしない。
けど、どうしても土曜日のような決戦モード、には自然にはならないよね。
でも自分も含めて、今はもうみんな切り替えることができてる。大丈夫だ。
―1月に来日してから、ここまでを振り返ってもらえますか?
そうだね。
シャッフルはやはり覚えるのに時間のかかるシステム。
来日してからコツコツ取り組んできたけど、今はもう分かっているから、得点するチャンスを狙い、積極的に行くことを考えるだけでよくなった。
今は、どうチームに貢献するかを分かっているつもりだよ。

―B選手が出ている2Qが好調で、9連勝につながりました。好調の要因は。
同じように2Qに入るニチィとよく話をするんだ。
「3Qにつなげるために、いいプレイをしよう。そのためにディフェンスをしっかりしよう」とね。
今はそれができているから、いいリズムができる。
しっかり相手を止めた上でリバウンドを取り、走る。
だからイージーバスケットが生まれ、簡単に得点できるんだ。
いつでもリズムというのは、ディフェンスから生まれるものだからね。
―あとは、4Qに出番があります。そこでの役割は?
ここは正直言うと少し難しい。
2Q出番があって、ハーフタイムがあり、3Qも丸々休んでいるから、少しゲーム感覚を取り戻すのが難しいし、体が少し固まっているからね。
ただ、これも今の自分に与えられた役割。
その中でもリバウンド、ディフェンスで貢献しようとしている。
ただ2Qでいいときに、4Qでも得点しにいこうかと思うときがあるが、4Qには4Qのリズムがあるから、そこを壊さないように、と心がけている。
―苦しいときのB選手のドライブは突破口になりうると思いますが。
そうだね。
今からはプレイオフだし、ここからは4Qでも積極的に得点を狙えるときは狙うよ。
―さあプレイオフです。ここからの戦いに必要なものは。
プレイオフというのは、相手を抑えつけようとお互いが激しいゲームを展開する。何よりもアグレッシブにプレイすることだ。
それができたチームが勝つからね。
大阪戦では1on1のディフェンスに足りないところがあった。ボールマンに対するプレッシャーをかけ切れていなかったね。
―これまでの経験を教えてください。
プレイオフは「WIN OR GO HOME」(勝つか、家に帰るか)。
全てをコートで出し切って、何も残してきてはいけないんだ。
ユタ大学時代、アンドリュー・ボーガット(NBAミルウォーキー・バックス)とともにいっしょにプレイし、カンファレンスのチャンピオンにはなったことがある。
そのときも、そういう気持ちで臨んでいた。
あと、アメリカでは「WIN OR GO FISHING」(勝つか、釣りに行くか)という表現もある。
終わったらバケーションがきてしまって、勝った人はまだ戦っているのに、自分はボーっと釣りをしている、という意味さ。
でもみんな、帰りたくないし、釣りにも行きたくない。
みんな勝ち残りたいからこそ、生まれた言葉だ。
レイクスのみんなからは、勝ちたい気持ちを感じている。
こうして言葉にすると当たり前にも聞こえるが、みんなで勝ちたいと本当に思っているのが、痛いほどに伝わってくるんだ。
―レイクスの強みはなんでしょう。
チームであること、だね。
「STICK TOGETHER」(直訳:くっついていよう。ひとつになろう、という意味)という言葉をコーチが使うが、本当にそれが実現できてきている。
もちろん言い争いもするし、殴り合いじゃないけどケンカもするさ。
でもコートでおきたことは、そこで終わりなんだ。
バスでコーチも含めたチームのみんながハイタッチをし、こぶしでタッチをする。
それで終わりなんだ。
そういうスタイルができている。
それが俺は好きだ。
イスラエルにいたころは、みんながアレン・アイバーソン(元NBAスター、ドライブインからの得点を得意とするスコアリングガード)みたいだった。
得点をしにいくだけ。
勝手にね。
そういう中に入ったら、自分もそうせざるを得ない。
でも、レイクスは違う。
パスも出すし、誰かが調子が悪ければ「ヘイ、がんばれよ。落ち込んでる時じゃないぜ」と励ますし、ジョークを言ってリラックスさせることもできる。
本気で鼓舞することもできる。
俺はこういうチームが好きだし、こういう環境を渇望していたんだ。
だから今、すごく嬉しいんだよ。
このチームで勝ちたいと、心底思っている。
―なるほど。プレイオフ西地区は強豪揃いです。どこが一番強いと思いますか?
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2月と4月の対戦を経験したが、すごいチームだ。
リン・ワシントンが(引退で)抜けたが、それによって彼に集中していたボールがよく回るようになったし、竹田、今野、小淵らの日本人ガードがすごくアグレッシブになった。
今のほうがむしろ手ごわいとも思う。

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俺も、シンヤとまったく同じ気持ちだ。
だが、土曜日は本当の僅差で負けた。
もう一回やりたいし、勝ってこそ、その先にいけると思う。
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いつも試合に来てくれるし、心のこもったギフトをくれる。
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こんな環境は、プロ生活に入ってから初めてのことだ。
レイクスのブースターが最高だと、
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感謝の気持ちを言葉にするのは難しい。
今いえるのは、
「必ずチャンピオンシップを滋賀に持ち帰る。
そういう気持ちで戦うから、最後まで
俺たちを信じてほしい」
ということだけだ。
(編集後記)
加入当初こそ、ぎこちないプレイもあったBでしたが、今の2Qでのプレイを見たら、誰もそんなことを思わないでしょう。
スーパーサブといって差し支えない存在です。
そして、Bがもうひとつすばらしいところは、精神面での強さです。
厳しい場面や、ジャッジに納得いかないときでもBが感情的になることはあまりありません。
経験に裏打ちされているせいでしょう。
加入当初からチームの仲のよさや、ブースターのみなさんの温かい歓待に目を丸くしていたB。
途中加入ですが、いやそれゆえに、チームへの愛は強いB。
そんなBのプレイも、プレイオフでぜひ、生で目にしていただきたいと思います。
それではみなさま、ファイナルで。
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
(4/27現在106社、昨季68社)
(4/27現在106社、昨季68社)

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上原フォートスタジオ 幸弘設備 中村勇工務店 ハピトレ整体スタジオ ここ・から
エナジープラス カイロプラクティック院 守山新聞センター 中部ペプシコーラ販売
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守建設 八田スポーツカイロプラクティック ヒロセ SHIMADA エールコーポレーション
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クレープリー・クランデール フラワーデザインコスモス 山本花店 ヤススポーツ
竹仁興産 皇子山動物病院 BORERO 松喜屋 ニシオカ ム-ヴ
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