VOICE OF LAKES #20―根間洋一AC
VOICE OF LAKES第20回。
今回は、根間洋一アシスタントコーチ(AC)の登場です。
昨季は2月、6連敗を喫したところでHC代行に就任し、チームを立て直してプレイオフに進んだ根間AC。
今季はアラン・ウェストオーバーHCのもとでACに戻り、相手チームのスカウティングやレイクスの分析、そしてルーキー達の指導にも当たっています。
シンヤを復調に導いた話は、以前ご紹介しましたね!
根間ACは、HC代行として臨んだ昨季のカンファレンス・セミファイナルの沖縄戦で敗戦。
悔しさに唇をかみながら、ボックススコアシートをスーツのポケットに入れ、「このスコアを忘れない」と言い残したシーンが印象的でした。
その根間ACは今シーズン、何を思って過ごしてきたのか。
再び挑む沖縄戦、何を思っているのかを、聞いてきました。

―根間ACにとって、今シーズンは、どんなシーズンだったのでしょう。
経験豊富なコーチの元で、いろんな発見がありましたね。
本当に、いろんな勉強をした。
―例えば、どんなことでしょう?
勝利へのメンタリティ、こだわり、思いの強さですね。
あとは、強い気持ちを持って臨むこと。
日ごろの練習、準備から、ウォーミングアップ、ロッカールームにいたるまで、生活の全てをバスケットボールに向ける姿勢というか。
もちろん、オフやプライベートは何をしてもいい、という考え方も持っているコーチだけど、バスケットボールに対して全てが向いている、という前提のもとでそうあるべきだという考え方なんですよ。
―なるほど。チームとしては、33勝をあげ、昨季よりも成績を上げながらも4位でした。ここについては。
2位になるチャンスがあって、最後に勝てなかったから4位になったように見えるけど、そこまでの取りこぼしのほうがむしろ大きかったですね。
そこが、足りないところだったと思います。
具体的に言えば、2/26千葉戦や、1/30宮崎戦、2/4大阪戦のような1点差で落としたゲーム。
そしてボタンの掛け違えで大敗した11/5島根戦、12/24岩手戦。
そういうところの試合は、もちろん「たられば」になるけど、それで片づけてはいけない。
ゲームの運び方、試合巧者になれていないところが発見できました。
もっとしっかり一つひとつのプレイを大事にすべきだった。
有明に行ったことのないチームだから、というのももちろんあると思います。
そのメンタリティがつかめてなかった。
―しかし、終盤戦では9連勝を記録し、福岡には故障者を出しながらも勝ちました。
うちのチームの可能性ですよね。
成長かもしれないし、僕らが持ってる可能性でもあると思います。

―コーチの教えや、目指すバスケットボールが浸透してきた、ということもあるのでしょうか。
そこはまだ、道半ばなんですけどね。
ちょっと前とちがって、bjリーグは外国人のフィニッシャーが1on1をして、その決定力でどうにかなる、という甘いリーグではなくなったんですよ。
昨年優勝した浜松に特に強く感じましたが、ボックスアウトやガード陣のミドルエリアでのリバウンド、マイボールにする執着心。
外国人の才能や決定力ではなく、そういったところで差がつくリーグになってきたんです。
ターンオーバー10以下、アシスト10以上、フィールドゴール50%以上、相手は50%以下。
そういう指標が有効になる。
まして有明に行くレベルのチームになると、もう選手やシステムというところで大きな差はない。
最終的に勝ち負けを分けるのは、さきほど言ったような小さな努力なんです。
そこを、レイクスも大事にしないといけない。
アランコーチは、そういう話をする前から、きちんとその意識を持ち合わせていた。
だから「この人の下でやりたい」という気持ちがわいてきましたね。
―ただ、まだ道半ばだと?
そう。
頭には、ようやく入ってきたところかと思うんですよ。
ただ、それを体現するのが難しい。
あと、前半戦はまだシャッフルがいいのか、このやり方でいいのか、というのを信じきれてはいなかったんじゃないかなと思います。
信じても、信用しきってはいない、というかね。
いろんなバスケットボール人生を歩んできた選手たちがこうして今、レイクスに集まっているわけだけど、その癖は簡単には抜けません。
1日、2日、1年で簡単に身につくことじゃないし、意識しないで体現するレベルにはまだいっていない。
365日やる努力が必要だし、その思考を持ってプレイすることや意識づけというレベルの努力はできると思います。
ただ、勝つことによって、信じることができてきたと思います。
できるとき、できないときの触れ幅が小さくなってきたから、終盤は勝てたわけですからね。
―次は沖縄戦です。昨季の悔しい思いがあるかと思います。
まあ、去年とはチームもシステムも違うし、同じシチュエーション(カンファレンス・セミファイナル)で、場所と相手が同じだけ、ともいえます。
ただ、やっぱり気にはなりますよね。
沖縄での敗戦を糧にして、大局的にはチームの編成面からも、ずっと努力を積み重ねてきたわけですしね。
沖縄は、やはりローテーションが早いし、ボールをよりシェアしている。
もちろんレイクスもシェアするほうのチームだけど、彼らはもっとシェアしていると感じますね。
まだレイクスの場合、ボールサイドに偏るオフェンスを時々してしまう。
そこからボールのないウィークサイドを使うバスケットをしないと。
ボールをシェアして、コートを広く使って、的を絞らせないこと。
簡単に言えば、そういうことですね。
―ディフェンス面では?
これはちょっと企業秘密ですね(笑)
まあ、映像でやっているプレイを僕らに対して使ってくるかどうか、というのは分からないです。
ただまあ、このメンバーのときはこういうプレイを多用するとか、その情報は多少つかめているから、そういう対策をする、ということくらいかな。

―現段階で、ニチィの出場が難しいです。勝てるチャンスは。
あると思いますよ。
準備した対策をきちんとやりきることのほかに、沖縄に行って戦うことを目的にしないというか、それで満足しないように臨まないとね。
どうしても、プレイオフはファーストラウンドとはいえ、気持ちの張るビッグゲーム。
勝つとどうしても気持ちがほっとする。
さらには選手が疲れていたし、けが人も出て苦しい状況だったしね。
そこから緩みが出るのは、ある程度仕方ないし、それは付きまとう課題でもある。
そこをどう締めるか、締めなおすか。
例えば沖縄に勝ったって、そこで終わりじゃないんですから。
有明でカンファレンス・ファイナル、そしてファイナルに勝たなくちゃいけない。
まだ、始まったばっかりなんだから。
(編集後記)
昨季の当ブログ、一番お話を聞いたのが、HC代行だったこの根間ACでした。
ことプレイオフ、沖縄戦という意味では、悔しい思いを一番持っているのがこの根間ACだと思います。
立場は変わりながら、アランコーチに出会い、また指導者としての成長を目指し、チームの勝利に全力を尽くす根間AC。
沖縄戦での企業秘密。
どんな対策を見せてくれるのか、楽しみですね!
それではみなさま、ファイナルで。

今回は、根間洋一アシスタントコーチ(AC)の登場です。
昨季は2月、6連敗を喫したところでHC代行に就任し、チームを立て直してプレイオフに進んだ根間AC。
今季はアラン・ウェストオーバーHCのもとでACに戻り、相手チームのスカウティングやレイクスの分析、そしてルーキー達の指導にも当たっています。
シンヤを復調に導いた話は、以前ご紹介しましたね!
根間ACは、HC代行として臨んだ昨季のカンファレンス・セミファイナルの沖縄戦で敗戦。
悔しさに唇をかみながら、ボックススコアシートをスーツのポケットに入れ、「このスコアを忘れない」と言い残したシーンが印象的でした。
その根間ACは今シーズン、何を思って過ごしてきたのか。
再び挑む沖縄戦、何を思っているのかを、聞いてきました。
―根間ACにとって、今シーズンは、どんなシーズンだったのでしょう。
経験豊富なコーチの元で、いろんな発見がありましたね。
本当に、いろんな勉強をした。
―例えば、どんなことでしょう?
勝利へのメンタリティ、こだわり、思いの強さですね。
あとは、強い気持ちを持って臨むこと。
日ごろの練習、準備から、ウォーミングアップ、ロッカールームにいたるまで、生活の全てをバスケットボールに向ける姿勢というか。
もちろん、オフやプライベートは何をしてもいい、という考え方も持っているコーチだけど、バスケットボールに対して全てが向いている、という前提のもとでそうあるべきだという考え方なんですよ。
―なるほど。チームとしては、33勝をあげ、昨季よりも成績を上げながらも4位でした。ここについては。
2位になるチャンスがあって、最後に勝てなかったから4位になったように見えるけど、そこまでの取りこぼしのほうがむしろ大きかったですね。
そこが、足りないところだったと思います。
具体的に言えば、2/26千葉戦や、1/30宮崎戦、2/4大阪戦のような1点差で落としたゲーム。
そしてボタンの掛け違えで大敗した11/5島根戦、12/24岩手戦。
そういうところの試合は、もちろん「たられば」になるけど、それで片づけてはいけない。
ゲームの運び方、試合巧者になれていないところが発見できました。
もっとしっかり一つひとつのプレイを大事にすべきだった。
有明に行ったことのないチームだから、というのももちろんあると思います。
そのメンタリティがつかめてなかった。
―しかし、終盤戦では9連勝を記録し、福岡には故障者を出しながらも勝ちました。
うちのチームの可能性ですよね。
成長かもしれないし、僕らが持ってる可能性でもあると思います。
―コーチの教えや、目指すバスケットボールが浸透してきた、ということもあるのでしょうか。
そこはまだ、道半ばなんですけどね。
ちょっと前とちがって、bjリーグは外国人のフィニッシャーが1on1をして、その決定力でどうにかなる、という甘いリーグではなくなったんですよ。
昨年優勝した浜松に特に強く感じましたが、ボックスアウトやガード陣のミドルエリアでのリバウンド、マイボールにする執着心。
外国人の才能や決定力ではなく、そういったところで差がつくリーグになってきたんです。
ターンオーバー10以下、アシスト10以上、フィールドゴール50%以上、相手は50%以下。
そういう指標が有効になる。
まして有明に行くレベルのチームになると、もう選手やシステムというところで大きな差はない。
最終的に勝ち負けを分けるのは、さきほど言ったような小さな努力なんです。
そこを、レイクスも大事にしないといけない。
アランコーチは、そういう話をする前から、きちんとその意識を持ち合わせていた。
だから「この人の下でやりたい」という気持ちがわいてきましたね。
―ただ、まだ道半ばだと?
そう。
頭には、ようやく入ってきたところかと思うんですよ。
ただ、それを体現するのが難しい。
あと、前半戦はまだシャッフルがいいのか、このやり方でいいのか、というのを信じきれてはいなかったんじゃないかなと思います。
信じても、信用しきってはいない、というかね。
いろんなバスケットボール人生を歩んできた選手たちがこうして今、レイクスに集まっているわけだけど、その癖は簡単には抜けません。
1日、2日、1年で簡単に身につくことじゃないし、意識しないで体現するレベルにはまだいっていない。
365日やる努力が必要だし、その思考を持ってプレイすることや意識づけというレベルの努力はできると思います。
ただ、勝つことによって、信じることができてきたと思います。
できるとき、できないときの触れ幅が小さくなってきたから、終盤は勝てたわけですからね。
―次は沖縄戦です。昨季の悔しい思いがあるかと思います。
まあ、去年とはチームもシステムも違うし、同じシチュエーション(カンファレンス・セミファイナル)で、場所と相手が同じだけ、ともいえます。
ただ、やっぱり気にはなりますよね。
沖縄での敗戦を糧にして、大局的にはチームの編成面からも、ずっと努力を積み重ねてきたわけですしね。
沖縄は、やはりローテーションが早いし、ボールをよりシェアしている。
もちろんレイクスもシェアするほうのチームだけど、彼らはもっとシェアしていると感じますね。
まだレイクスの場合、ボールサイドに偏るオフェンスを時々してしまう。
そこからボールのないウィークサイドを使うバスケットをしないと。
ボールをシェアして、コートを広く使って、的を絞らせないこと。
簡単に言えば、そういうことですね。
―ディフェンス面では?
これはちょっと企業秘密ですね(笑)
まあ、映像でやっているプレイを僕らに対して使ってくるかどうか、というのは分からないです。
ただまあ、このメンバーのときはこういうプレイを多用するとか、その情報は多少つかめているから、そういう対策をする、ということくらいかな。
―現段階で、ニチィの出場が難しいです。勝てるチャンスは。
あると思いますよ。
準備した対策をきちんとやりきることのほかに、沖縄に行って戦うことを目的にしないというか、それで満足しないように臨まないとね。
どうしても、プレイオフはファーストラウンドとはいえ、気持ちの張るビッグゲーム。
勝つとどうしても気持ちがほっとする。
さらには選手が疲れていたし、けが人も出て苦しい状況だったしね。
そこから緩みが出るのは、ある程度仕方ないし、それは付きまとう課題でもある。
そこをどう締めるか、締めなおすか。
例えば沖縄に勝ったって、そこで終わりじゃないんですから。
有明でカンファレンス・ファイナル、そしてファイナルに勝たなくちゃいけない。
まだ、始まったばっかりなんだから。
(編集後記)
昨季の当ブログ、一番お話を聞いたのが、HC代行だったこの根間ACでした。
ことプレイオフ、沖縄戦という意味では、悔しい思いを一番持っているのがこの根間ACだと思います。
立場は変わりながら、アランコーチに出会い、また指導者としての成長を目指し、チームの勝利に全力を尽くす根間AC。
沖縄戦での企業秘密。
どんな対策を見せてくれるのか、楽しみですね!
それではみなさま、ファイナルで。
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
(4/27現在106社、昨季68社)
(4/27現在106社、昨季68社)

かじ直タイヤ 寺田商事 森寺眼科医院 クリエ 大戸警備保障
水口テクノス 近江ボード 大辻税理士法人 うつみスポーツ鍼灸接骨院 エージェント
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ステーキキッチン ボストンコモン 湖南司法書士事務所 カワカツ ARMS
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大新建設 ランバー拓 月の輪自動車教習所 清原 あたか飯店 大津創寫館
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焼肉れすとらん 平和亭 西友商店 いわまの甜水 大津給食センター
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英会話教室 ダイヤモンドヘッド
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ステーキキッチン ボストンコモン 湖南司法書士事務所 カワカツ ARMS
リビングアンドヘルス エーデルマン ヤマコン展装 ジェイジェイエフ
上原フォートスタジオ 幸弘設備 中村勇工務店 ハピトレ整体スタジオ ここ・から
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大新建設 ランバー拓 月の輪自動車教習所 清原 あたか飯店 大津創寫館
守建設 八田スポーツカイロプラクティック ヒロセ SHIMADA エールコーポレーション
焼肉れすとらん 平和亭 西友商店 いわまの甜水 大津給食センター
クレープリー・クランデール フラワーデザインコスモス 山本花店 ヤススポーツ
竹仁興産 皇子山動物病院 BORERO 松喜屋 ニシオカ ム-ヴ
英会話教室 ダイヤモンドヘッド
VOICE OF LAKES #32―小川伸也
VOICE OF LAKES #31―坂井信介代表兼GM
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VOICE OF LAKES #31―坂井信介代表兼GM
VOICE OF LAKES #30―根間洋一AC
VOICE OF LAKES #29―アラン・ウェストオーバーHC
VOICE OF LAKES #28―ブライアント・マークソン
VOICE OF LAKES #27―ジョシュ・ペッパーズ
Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2012年05月09日21:29