VOICE OF LAKES #7-レイ・ニクソン
VOICE OF LAKES第7回。
今回はレイ・ニクソンのインタビューをお届けします。
今年のレイクスに一番大きな変化をもたらしたのが、このレイの存在です。
シャッフル・オフェンスという新しいスタイルの中で、レイは大きなキーでした。
メインポジションはPF、しかしあるときはSF、そしてガード陣にファウルトラブルや故障があるときはSGも務めるリーグ屈指のオールラウンダー、レイ。
プレイタイムも最も多く、まさに「レイクスの心臓」といえる選手です。
浜松で昨季優勝したほか、ウィスコンシン大学時代にはNCAAトーナメントで全米ベスト8に入った経験を持つレイに、チームの現状とプレイオフについて聞きました。

―今のチームの状態をどう見ていますか?
とてもいいね。
よくやっていると思う。
お互いを助けあい、尊敬しあいながらプレイするという気持ちを持っている。
今が、今シーズンで一番いい状態で戦えている。
本当の意味で、チームとして戦えているんだ。
いい時も悪い時もあったけどね。
―具体的にはいつがいい時で、いつが悪いときでしたか?
勝っている時がいい時で、負けている時が悪い時さ(笑)
シーズンは長いからあまりよく覚えていないけど、最初は勝っていたよね。
そこから連勝ができなくなったり、連敗するシリーズがあったりしたね。
―レイクスの強さはどこだと思いますか?
「PLAY TOGETHER」だね。
みんな同じページにいる(注:本のページになぞらえ、チームのみんなが同じ共通認識を持っている、という意味)し、みんながディフェンスをしたいと思っているし、ボールを分け合うことができる。
本当の意味で、チームとして戦えているんだ。

―それができてきたのは、いつからだと思いますか?
このチームには最初からケミストリーがちゃんとあった。
もちろん、メンバーが疲れている時もあったし、悪いゲームをしてしまうことだってある。
だが、夏から練習でも、試合でも、たくさんのバスケットボールをやってきた。
長いスパンでチームケミストリーがどう、と感じることはない。
むしろ、試合ごとのパフォーマンスが安定しない問題のほうが大きかったと思う。
―個人としてのパフォーマンスはどう評価していますか?
シーズンを通して、ほぼOKというレベルだ。
チームに貢献することはできたかなと思うね。
もともと得点するにしても、リバウンドをとるにしても、ディフェンスをするにしても、自分にできることでチームに貢献できればいい。
その意味では、OKだ。
―シャッフル・オフェンスの中、PF、SF、SGの3つのポジションをこなしてきました。難しくなかったですか?
今はメインでPFをプレイし、ときどきSFやSGをしている状態だけど、何の問題もないよ。
大学のころもこの3ポジションをやっていたし、子供のころは全部のポジションをやっていた。
だからマルチポジションをこなすのは、自分にとっては普通のことだ。
その中でも「ナチュラル・ポジション(本来のポジション)は?」といわれれば、SFだと思っているけどね。
―さあ、プレイオフです。ここから必要なものは。
「BE FRESH」。
常に、心身共にフレッシュな状態でいることだ。
それから、常に自信を持ってプレイすることだね。
―昨季、浜松では東地区1位で通過、カンファレンスセミファイナルをホームで戦いました。ファーストラウンドをホーム開催することと、違いはありますか?
もちろんそうなればいいけど、今のレイクスならさして違いはないと思うね。
それを証明するかのように、ホーム(18勝8敗)とアウェイ(4試合を残して14勝8敗)の記録もほとんど同じだ。
問題は相手とどう戦うか、自分達がどうプレイできるか、ということだからね。
自分がプレイする上でも、ほとんどアウェイだからといってデメリットを感じることはないよ。
いつも通り、自分達の戦いをするだけさ。
―なるほど。西地区で一番手ごわいと思うチームは?
それも、どこが来ても変わりはない。
プレイオフはどのチームも、違う精神状態で戦ってくる。
「負けたら明日はない」とね。
それはレギュラーシーズンとはまったく違う。
だからどこか特定のチームを指して、ここが強い、あるいはそうではない、というのは言えないね。
―ブースターのみなさんにメッセージを。
いつもサポートをありがとう。
いいプレイができた時もあったし、そうでない時もあったけど、いつも皆さんのサポートは変わらなかった。
ファイナルズに行くこと、有明に行くことだけじゃなくて、
「勝つために行くんだ」
という気持ちを前面に出して戦う。
そのために、最高のバスケットボールをするよ。
(編集後記)
短い言葉の中にいろんな事実をこめるレイから感じるのは、強い自信と信念です。
ディフェンスに専念することもあれば、トップスコアラーになることもある。
12/3埼玉戦(東近江)での逆転3P、1/22沖縄戦(野洲)での逆転3Pなど、クラッチシュートをたくさん決めてきたレイですが、ボールを闇雲に欲しがるわけでもなく、ポジションの中で、プレイの流れの中でベストの選択をする選手です。
2/26日千葉戦(守山)、自身の大活躍で延長戦に持ち込んだものの、2点差で得た最後のFTの2投目を外して1点差で負けた試合で、レイは印象深いコメントを残しています。
その試合、「負けたけど、いいプレイをしたのでは?」と聞くと「最悪の気分だ。自分が試合を通していいプレイをしたかどうかは関係ない。最後、勝つチャンスがあったのに逃したのが悔しい」と振り返りました。
すべては勝つために。
レイはそれを、言葉でなくプレイで語る選手です。
残り試合とプレイオフ、ぜひレイのプレイに注目していただきたいと思います。
それではみなさま、ファイナルで。
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
(4/16現在35社、昨季68社)
今回はレイ・ニクソンのインタビューをお届けします。
今年のレイクスに一番大きな変化をもたらしたのが、このレイの存在です。
シャッフル・オフェンスという新しいスタイルの中で、レイは大きなキーでした。
メインポジションはPF、しかしあるときはSF、そしてガード陣にファウルトラブルや故障があるときはSGも務めるリーグ屈指のオールラウンダー、レイ。
プレイタイムも最も多く、まさに「レイクスの心臓」といえる選手です。
浜松で昨季優勝したほか、ウィスコンシン大学時代にはNCAAトーナメントで全米ベスト8に入った経験を持つレイに、チームの現状とプレイオフについて聞きました。
―今のチームの状態をどう見ていますか?
とてもいいね。
よくやっていると思う。
お互いを助けあい、尊敬しあいながらプレイするという気持ちを持っている。
今が、今シーズンで一番いい状態で戦えている。
本当の意味で、チームとして戦えているんだ。
いい時も悪い時もあったけどね。
―具体的にはいつがいい時で、いつが悪いときでしたか?
勝っている時がいい時で、負けている時が悪い時さ(笑)
シーズンは長いからあまりよく覚えていないけど、最初は勝っていたよね。
そこから連勝ができなくなったり、連敗するシリーズがあったりしたね。
―レイクスの強さはどこだと思いますか?
「PLAY TOGETHER」だね。
みんな同じページにいる(注:本のページになぞらえ、チームのみんなが同じ共通認識を持っている、という意味)し、みんながディフェンスをしたいと思っているし、ボールを分け合うことができる。
本当の意味で、チームとして戦えているんだ。
―それができてきたのは、いつからだと思いますか?
このチームには最初からケミストリーがちゃんとあった。
もちろん、メンバーが疲れている時もあったし、悪いゲームをしてしまうことだってある。
だが、夏から練習でも、試合でも、たくさんのバスケットボールをやってきた。
長いスパンでチームケミストリーがどう、と感じることはない。
むしろ、試合ごとのパフォーマンスが安定しない問題のほうが大きかったと思う。
―個人としてのパフォーマンスはどう評価していますか?
シーズンを通して、ほぼOKというレベルだ。
チームに貢献することはできたかなと思うね。
もともと得点するにしても、リバウンドをとるにしても、ディフェンスをするにしても、自分にできることでチームに貢献できればいい。
その意味では、OKだ。
―シャッフル・オフェンスの中、PF、SF、SGの3つのポジションをこなしてきました。難しくなかったですか?
今はメインでPFをプレイし、ときどきSFやSGをしている状態だけど、何の問題もないよ。
大学のころもこの3ポジションをやっていたし、子供のころは全部のポジションをやっていた。
だからマルチポジションをこなすのは、自分にとっては普通のことだ。
その中でも「ナチュラル・ポジション(本来のポジション)は?」といわれれば、SFだと思っているけどね。
―さあ、プレイオフです。ここから必要なものは。
「BE FRESH」。
常に、心身共にフレッシュな状態でいることだ。
それから、常に自信を持ってプレイすることだね。
―昨季、浜松では東地区1位で通過、カンファレンスセミファイナルをホームで戦いました。ファーストラウンドをホーム開催することと、違いはありますか?
もちろんそうなればいいけど、今のレイクスならさして違いはないと思うね。
それを証明するかのように、ホーム(18勝8敗)とアウェイ(4試合を残して14勝8敗)の記録もほとんど同じだ。
問題は相手とどう戦うか、自分達がどうプレイできるか、ということだからね。
自分がプレイする上でも、ほとんどアウェイだからといってデメリットを感じることはないよ。
いつも通り、自分達の戦いをするだけさ。
―なるほど。西地区で一番手ごわいと思うチームは?
それも、どこが来ても変わりはない。
プレイオフはどのチームも、違う精神状態で戦ってくる。
「負けたら明日はない」とね。
それはレギュラーシーズンとはまったく違う。
だからどこか特定のチームを指して、ここが強い、あるいはそうではない、というのは言えないね。
―ブースターのみなさんにメッセージを。
いつもサポートをありがとう。
いいプレイができた時もあったし、そうでない時もあったけど、いつも皆さんのサポートは変わらなかった。
ファイナルズに行くこと、有明に行くことだけじゃなくて、
「勝つために行くんだ」
という気持ちを前面に出して戦う。
そのために、最高のバスケットボールをするよ。
(編集後記)
短い言葉の中にいろんな事実をこめるレイから感じるのは、強い自信と信念です。
ディフェンスに専念することもあれば、トップスコアラーになることもある。
12/3埼玉戦(東近江)での逆転3P、1/22沖縄戦(野洲)での逆転3Pなど、クラッチシュートをたくさん決めてきたレイですが、ボールを闇雲に欲しがるわけでもなく、ポジションの中で、プレイの流れの中でベストの選択をする選手です。
2/26日千葉戦(守山)、自身の大活躍で延長戦に持ち込んだものの、2点差で得た最後のFTの2投目を外して1点差で負けた試合で、レイは印象深いコメントを残しています。
その試合、「負けたけど、いいプレイをしたのでは?」と聞くと「最悪の気分だ。自分が試合を通していいプレイをしたかどうかは関係ない。最後、勝つチャンスがあったのに逃したのが悔しい」と振り返りました。
すべては勝つために。
レイはそれを、言葉でなくプレイで語る選手です。
残り試合とプレイオフ、ぜひレイのプレイに注目していただきたいと思います。
それではみなさま、ファイナルで。
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
(4/16現在35社、昨季68社)
かじ直タイヤ
水口テクノス 近江ボード 大辻税理士法人 うつみスポーツ鍼灸接骨院 エージェント
富山歯科医院 らっく介護サービス 全労済滋賀県本部 S.O.W.
ステーキキッチン ボストンコモン 湖南司法書士事務所
リビングアンドヘルス エーデルマン ヤマコン展装
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リビングアンドヘルス エーデルマン ヤマコン展装
VOICE OF LAKES #6-波多野和也
VOICE OF LAKES第6回。
今回はJ!
波多野和也選手の登場です。
レイクス加入後に左ひざを故障し、11月に復帰。
しばらくシャッフル・オフェンスに戸惑いを見せていましたが、ここのところは調子を上げ、特にディフェンスとリバウンドで存在感を示し続けています。
大阪エヴェッサで優勝経験もある波多野選手。
これから必要なのは、やはりディフェンスのようです。

―ここのところ、好調ですね。故障明けのころに比べ、スムーズにオフェンスができているように見えます。
いや、自分では特に変わったところはないですよ。
よりフィットできているかといわれても、自分の中ではそういう感覚はないです。
オフェンスはいたって平行線ですね…(笑)
僕は別にオフェンスの武器ではないし、得点を取れるメンバーはいっぱいいるので、あんまり闇雲には攻めないようにしています。
チームもこれで勝っているし、ヘタなことをしなくてもいいんです(笑)
―なるほど(笑)さて、今のチームの好調の要因はなんでしょう?
ディフェンスです。
デイフェンスがよくなってきたから、今、安定して戦いができています。
今は本当のチームディフェンスができている。
ボールに「寄る」のも早いし、きちんとヘルプができていますからね。
以前は抜かれてもヘルプがない、という場面も多かったんですよ。
これは結構、守っていく上でキツイんです。
「自分が抜かれると後ろ、なんもねえな」
と思いながら守るのと、
「抜かれても、ヘルプしてくれるな」
と思いながら守るのは大違い。
積極的に前に行くこともできるし。
―ディフェンスの意識が変わってきたなと思うのはいつからですか?
ごく最近ですよ。
こないだの大分戦くらいからかな、自信を持ち始めたのは。
それまでは意識はあったんですけど、波がありました。
―その点は、シーズンを通してずっと指摘していましたね。
そうなんです。
ディフェンスは意識が9割なんですよ。
オフェンスはどんなにいいシュートを作っても、決まらないときは決まらない。
でもディフェンスは、意識次第で成果を残せるんです。
それでも相手が上手なら、やられるときはやられますけど、意識のあるなしは確実に影響します。
「このボールは守ろう。簡単には打たせない」
そういう意識がどれだけあって、それがどれだけ動きに出るか。
ディフェンスは、極端に言えばそれだけなんです。
今は、普段からディフェンスの意識の高いワラさんとレイがずっと積み重ねてきたことに、みんなの意識が乗っかって、すごくいいディフェンスをしています。
今は、みんなの意識が高いから、一人テンションの低い選手がいても、それをみんなで引っ張れるんですよ。
だからその「低い選手」も、必死になって就いてくる。
そういう相乗効果がありますね。
当然ですが、ディフェンスがいいと、水モノであるはずのオフェンスもすごくよくなる。
リバウンドや、外したあとのデイフェンスに信頼があると、中だろうと、外だろうと思い切って打てます。
―確かに、大分戦の2連勝は大きかったですね。
そうです。
ディフェンスの意識がすごく高かったあの試合で負けていたら、また元に戻っていたかもしれません。
あそこを勝てたことで、みんなが自信をつけた。
そのままのディフェンスができて、福岡戦の連勝につながった…。
だからこそ、ですけど、ここから6試合が大事なんです。
この意識を6試合キープできるか。
僕は、この6試合をこのディフェンスのままいければ、プレイオフもいけると思います。
優勝できると思いますよ。
―力強い。さて、J選手は大阪で3連覇を経験したあと、沖縄に敗れたシーズンまで在籍しました。優勝できた3シーズンと最後の1シーズンは、やはりディフェンスの違いがあったんですか?
ありましたね。
カンファレンス・ファイナル、沖縄のジェフ・ニュートンに50点取られて負けた試合です。
あのシーズン、なんとなくチームディフェンスがしっくりいっていなかった。
そこが、あの試合出てしまったんですよ。
自分は怪我をしてベンチで見ていたんですが、前半勝っていたのに、それで負けた。
高松に勝って、そこで満足していましたからね。
気の緩みを、ちゃんと締められなかった。
―なるほど…。
今年のレイクスにしたって、プレイオフに出ることが目的じゃない。
チャンピオンリングを取ることなんです。
でも、一旦満足して気が緩むと、そこから立て直すのはなかなか難しい。
まあでも、ウチのコーチはその辺、ぜったいわかってます。
プレイオフの過程で「ここが目的じゃない」と言うはず。
ま、予想ですけどね(笑)

―レイクスは優勝できる、と先ほど言いましたね。その可能性はいつから感じていますか?
最初から感じていますよ。
ものすごくいいメンバーがそろっているし、集中してきたらすごい。
あと、みんなすごく性格がいいですね。
今、こうやって結果が出てきて、ますますその思いが強くなりました。
プレイオフが近づくにつれて、いい状態になってきてますね。
もう一回、有明に行って、優勝したい。
花吹雪をファーッと浴びて、みんなと喜び合いたいです。
そのとき対戦相手ががっくりしているのも、悪いけど優越感ありますしね(笑)
(編集後記)
優勝経験のあるJの言葉は、やはり重みがありますね。
いける、といわれるとその気になってしまいます。
今は2Qだけの出番が多く、そこだけで使うにはちょっと贅沢な選手なんです。
が、Jがずっとディフェンスでふんばってきた2Qがようやく快進撃のエンジンになっています。
今日の信州戦も、彼のディフェンスに注目してくださいね!
それではみなさま、ファイナルで。
…重ねて申しあげますが、今日はいろんなメモリアルがかかっていますので、ぜひ野洲市総合体育館へ。
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
(4/16現在35社、昨季68社)
今回はJ!
波多野和也選手の登場です。
レイクス加入後に左ひざを故障し、11月に復帰。
しばらくシャッフル・オフェンスに戸惑いを見せていましたが、ここのところは調子を上げ、特にディフェンスとリバウンドで存在感を示し続けています。
大阪エヴェッサで優勝経験もある波多野選手。
これから必要なのは、やはりディフェンスのようです。

―ここのところ、好調ですね。故障明けのころに比べ、スムーズにオフェンスができているように見えます。
いや、自分では特に変わったところはないですよ。
よりフィットできているかといわれても、自分の中ではそういう感覚はないです。
オフェンスはいたって平行線ですね…(笑)
僕は別にオフェンスの武器ではないし、得点を取れるメンバーはいっぱいいるので、あんまり闇雲には攻めないようにしています。
チームもこれで勝っているし、ヘタなことをしなくてもいいんです(笑)
―なるほど(笑)さて、今のチームの好調の要因はなんでしょう?
ディフェンスです。
デイフェンスがよくなってきたから、今、安定して戦いができています。
今は本当のチームディフェンスができている。
ボールに「寄る」のも早いし、きちんとヘルプができていますからね。
以前は抜かれてもヘルプがない、という場面も多かったんですよ。
これは結構、守っていく上でキツイんです。
「自分が抜かれると後ろ、なんもねえな」
と思いながら守るのと、
「抜かれても、ヘルプしてくれるな」
と思いながら守るのは大違い。
積極的に前に行くこともできるし。
―ディフェンスの意識が変わってきたなと思うのはいつからですか?
ごく最近ですよ。
こないだの大分戦くらいからかな、自信を持ち始めたのは。
それまでは意識はあったんですけど、波がありました。
―その点は、シーズンを通してずっと指摘していましたね。
そうなんです。
ディフェンスは意識が9割なんですよ。
オフェンスはどんなにいいシュートを作っても、決まらないときは決まらない。
でもディフェンスは、意識次第で成果を残せるんです。
それでも相手が上手なら、やられるときはやられますけど、意識のあるなしは確実に影響します。
「このボールは守ろう。簡単には打たせない」
そういう意識がどれだけあって、それがどれだけ動きに出るか。
ディフェンスは、極端に言えばそれだけなんです。
今は、普段からディフェンスの意識の高いワラさんとレイがずっと積み重ねてきたことに、みんなの意識が乗っかって、すごくいいディフェンスをしています。
今は、みんなの意識が高いから、一人テンションの低い選手がいても、それをみんなで引っ張れるんですよ。
だからその「低い選手」も、必死になって就いてくる。
そういう相乗効果がありますね。
当然ですが、ディフェンスがいいと、水モノであるはずのオフェンスもすごくよくなる。
リバウンドや、外したあとのデイフェンスに信頼があると、中だろうと、外だろうと思い切って打てます。
―確かに、大分戦の2連勝は大きかったですね。
そうです。
ディフェンスの意識がすごく高かったあの試合で負けていたら、また元に戻っていたかもしれません。
あそこを勝てたことで、みんなが自信をつけた。
そのままのディフェンスができて、福岡戦の連勝につながった…。
だからこそ、ですけど、ここから6試合が大事なんです。
この意識を6試合キープできるか。
僕は、この6試合をこのディフェンスのままいければ、プレイオフもいけると思います。
優勝できると思いますよ。
―力強い。さて、J選手は大阪で3連覇を経験したあと、沖縄に敗れたシーズンまで在籍しました。優勝できた3シーズンと最後の1シーズンは、やはりディフェンスの違いがあったんですか?
ありましたね。
カンファレンス・ファイナル、沖縄のジェフ・ニュートンに50点取られて負けた試合です。
あのシーズン、なんとなくチームディフェンスがしっくりいっていなかった。
そこが、あの試合出てしまったんですよ。
自分は怪我をしてベンチで見ていたんですが、前半勝っていたのに、それで負けた。
高松に勝って、そこで満足していましたからね。
気の緩みを、ちゃんと締められなかった。
―なるほど…。
今年のレイクスにしたって、プレイオフに出ることが目的じゃない。
チャンピオンリングを取ることなんです。
でも、一旦満足して気が緩むと、そこから立て直すのはなかなか難しい。
まあでも、ウチのコーチはその辺、ぜったいわかってます。
プレイオフの過程で「ここが目的じゃない」と言うはず。
ま、予想ですけどね(笑)

―レイクスは優勝できる、と先ほど言いましたね。その可能性はいつから感じていますか?
最初から感じていますよ。
ものすごくいいメンバーがそろっているし、集中してきたらすごい。
あと、みんなすごく性格がいいですね。
今、こうやって結果が出てきて、ますますその思いが強くなりました。
プレイオフが近づくにつれて、いい状態になってきてますね。
もう一回、有明に行って、優勝したい。
花吹雪をファーッと浴びて、みんなと喜び合いたいです。
そのとき対戦相手ががっくりしているのも、悪いけど優越感ありますしね(笑)
(編集後記)
優勝経験のあるJの言葉は、やはり重みがありますね。
いける、といわれるとその気になってしまいます。
今は2Qだけの出番が多く、そこだけで使うにはちょっと贅沢な選手なんです。
が、Jがずっとディフェンスでふんばってきた2Qがようやく快進撃のエンジンになっています。
今日の信州戦も、彼のディフェンスに注目してくださいね!
それではみなさま、ファイナルで。
…重ねて申しあげますが、今日はいろんなメモリアルがかかっていますので、ぜひ野洲市総合体育館へ。
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(4/16現在35社、昨季68社)
かじ直タイヤ
水口テクノス 近江ボード 大辻税理士法人 うつみスポーツ鍼灸接骨院 エージェント
富山歯科医院 らっく介護サービス 全労済滋賀県本部 S.O.W.
ステーキキッチン ボストンコモン 湖南司法書士事務所
リビングアンドヘルス エーデルマン ヤマコン展装
富山歯科医院 らっく介護サービス 全労済滋賀県本部 S.O.W.
ステーキキッチン ボストンコモン 湖南司法書士事務所
リビングアンドヘルス エーデルマン ヤマコン展装
VOICE OF LAKES #5-岡田優
VOICE OF LAKES第5回。
今回は、エースシューター、ユウの登場です。ベンチスタートが多かった昨季と違い、しっかりと先発に定着した今季は13.0得点と日本人トップの得点を記録しています。
シーズンハイだった2/25千葉戦の31得点をはじめ、20得点以上のゲームは6試合。
4/1大分戦のように、4Qで爆発して勝負を決めるシーンも多く、頼もしい活躍を見せてくれています。
そんなユウに、今年の戦いを振り返ってもらいました。

―ここまでの今季を振り返ってください。
今思えば、取りこぼしてしまった試合、勝ちきれなかった試合が多いですね。
自分達がいい状態をキープできなかった。
少し相手が強くなると、我慢比べで負ける。
序盤から年明けまではそんな印象ですね。
よくなったと感じたのは、秋田戦で2Qの問題を改善してからですから、ごく最近のことですね。
―個人としての成績はどうでしょうか?
「調子がいい」と思うときは、ほとんどなかったですね。
そりゃあ何十試合もやってれば、たまに大当たりすることはありますけど、それは調子がいい、ということではないです。
―ラストショットを任されることも多くなりました。
今のチームはどこからでも点が取れる。
その中でも、最後にポイントガードやヘッドコーチから打てと指示してもらっていること、任せてもらっていることは嬉しいですし、反面責任も感じています。
今は決められているとは思いますが、大きな試合になればなるほど重要になる。
例えば大分での初戦。
あと一本決めればほとんど勝ちが見える状況だったのに、決められなかった(注:レイクスが20点差を逆転して2点差とした4Q残り2分、入れば5点差となるスリーポイントを外した。試合は同点となり、残り1秒でニチィがブザービーターを決めて勝ち)。
そこは失格かなと。
―翌日は、逆に追いつかれた4Q残り4分で出てきて8得点。試合を決めましたよ。
確かに、次の日に挽回できたのはよかったですね。
やっぱり、前日に決めておかなくては、という思いがありました。
―その大分戦を含め、チームは今6連勝中です。要因は?
ディフェンスがよくなったことですね。
全員が結束しています。
自分も含め、みんな細かいプレイやルーズボール、ディフェンスのヘルプ、リバウンドを「やらなアカン」と思い始めたんじゃないかなと。
みんながやっている中で、誰かがやってないとそこがすごく目立つ。
みんなそれを分かっているから、「やらなアカン」と思える緊張感がありますね。
―確かにディフェンスには安定感が出てきました。
自分はもともとディフェンスが苦手なんですが、今はコートのほかの誰かに頼らずにやれています。
もちろん回りに助けられているのは間違いないんですが、頼り切ってはいない。
シューターを相手にすることが多いから、とりあえず自分がやられたら嫌なことをやる。
ボールを持たれると苦しいので、まずボールを持たせないことですね。
―福岡戦で仲西選手からボールをむしりとったシーンは印象的でしたよ。
例えば、ああいうプレイも以前はなかったと思います。
相手を守ること、止めることに以前よりも充実感を得ています。
福岡戦ではワラさんやシンヤがチャージングをとりましたけど、あれはものすごくチームも会場も盛り上がる。
自分がチャージングを狙うのか、ということはまた別ですが、できるところはやりたいです。
―その意識の高まりは、いつからなのでしょう。
やっぱり3月、最近からです。
チームも調子がいいし、上位に行きたいし「負けられない、負けたくない」という思いがどんどん強くなっています。
自分でビデオを後から見ても、これまでとは明らかに違います。
その分、ファウルも増えましたしね。
―チームの攻撃に話を移します。今季ここまでは?
ペップがいなくて負けが込んだ時期がきつかったですね。
ポジションがずれてレイが3番、ニチィが4番になったのですが、それによってパスがまわりにくくなって、レイがシュートを打ちづらくなっていました。
ただ、ペップが帰ってきてからははまたいい感じに戻ってますよ。
―シャッフル・オフェンスの精度は上がってきましたか?
いや、精度が上がってきたというよりは、みんなの気持ちの面が大きいですね。
もう負けられない、アウェイであろうが必ず2つ勝つ、という、気持ちを強く感じます。
もちろん自分も。
3月、アウェイが多かったんですが、集中して戦って、結果を出す中で「一丸となったなあ」と感じます。
特に、大分で競った試合を2つ取ったのは大きかった。
そこから、先週の福岡戦。
久々のホームで逆にやりづらかったですけど、ここも2つ勝てました。
―その福岡戦。「プレイオフのつもりで臨んだ」と語っていましたね。
あくまで個人的に、なんですけどね。
場所が県立であること、相手も対戦するかもしれない福岡。
そういう状況が似てるかなと思って、そういう想定で臨みました。
―さあプレイオフです。昨季の思い出は。
ホームで京都とやって勝ち、沖縄で負けた。
今思えば、よくあそこまでいったのかなと思います。
アウェイに乗り込んだことも、レイクスの歴史、という意味では積むべき経験だったのかもしれない。
でも今季は次のステップに行かないと。
まずは1位、2位でシーズンを終え、ホームでカンファレンス・セミファイナルをやる。
それに勝って、有明に行く。
―西地区は厳しいです。一番強いチームはどこですか?
現時点ならレイクスだと思いますよ。
一番調子がいいですから。
でも、本番に勝ったチームが優勝するわけですから、本番に勝てるチームが強いということです。
で、そのためには、ひとつでも順位を上げないといけない。
ホーム信州戦のあとはアウェイが2つ続きますが、アウェイの勝ち方もだいぶわかってきたので、最近の戦いのように、向かっていく入り方ができれば勝てると思います。
―最後は今季4戦全敗の大阪戦です。
1回も勝ってないんで、ここは勝っとかんといかん、ですよね。
プレイオフでもあたるかもしれないわけですし。
―ブースターのみなさんにメッセージを。
今季は、ブースターのみなさんに初めての経験をしてもらいたいと思っています。
みなさんをホームでのカンファレンスセミファイナルと、その先にある有明に連れて行きたい。
これまでより上の戦いを味わってほしいし、
僕らも味わいたい。
ホーム最終戦とレギュラーシーズンを最高の形で終えて、1位、2位でシーズンを終えたいと思います!
(編集後記)
ユウが珍しく自身ディフェンスについて、多くを語りました。
「決して得意ではない自分が、少しでもディフェンス面で貢献すれば、もっとチームを盛り上げることができる」。
昨季、シーズンを通して悔しい思いをしたユウ。
シーズン前に目標を聞いたときも、「優勝といきなり言うんじゃなくて、まずは去年できなかったことを達成したい。カンファレンスセミファイナルに勝って、有明に行くことです」と語っていましたが、いざプレイオフが近づき、もう一段上にいく、という思いを強く感じるインタビューとなりました。
力強さを増していくユウに期待してください!
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
(4/12現在33社、昨季68社)
今回は、エースシューター、ユウの登場です。ベンチスタートが多かった昨季と違い、しっかりと先発に定着した今季は13.0得点と日本人トップの得点を記録しています。
シーズンハイだった2/25千葉戦の31得点をはじめ、20得点以上のゲームは6試合。
4/1大分戦のように、4Qで爆発して勝負を決めるシーンも多く、頼もしい活躍を見せてくれています。
そんなユウに、今年の戦いを振り返ってもらいました。

―ここまでの今季を振り返ってください。
今思えば、取りこぼしてしまった試合、勝ちきれなかった試合が多いですね。
自分達がいい状態をキープできなかった。
少し相手が強くなると、我慢比べで負ける。
序盤から年明けまではそんな印象ですね。
よくなったと感じたのは、秋田戦で2Qの問題を改善してからですから、ごく最近のことですね。
―個人としての成績はどうでしょうか?
「調子がいい」と思うときは、ほとんどなかったですね。
そりゃあ何十試合もやってれば、たまに大当たりすることはありますけど、それは調子がいい、ということではないです。
―ラストショットを任されることも多くなりました。
今のチームはどこからでも点が取れる。
その中でも、最後にポイントガードやヘッドコーチから打てと指示してもらっていること、任せてもらっていることは嬉しいですし、反面責任も感じています。
今は決められているとは思いますが、大きな試合になればなるほど重要になる。
例えば大分での初戦。
あと一本決めればほとんど勝ちが見える状況だったのに、決められなかった(注:レイクスが20点差を逆転して2点差とした4Q残り2分、入れば5点差となるスリーポイントを外した。試合は同点となり、残り1秒でニチィがブザービーターを決めて勝ち)。
そこは失格かなと。
―翌日は、逆に追いつかれた4Q残り4分で出てきて8得点。試合を決めましたよ。
確かに、次の日に挽回できたのはよかったですね。
やっぱり、前日に決めておかなくては、という思いがありました。
―その大分戦を含め、チームは今6連勝中です。要因は?
ディフェンスがよくなったことですね。
全員が結束しています。
自分も含め、みんな細かいプレイやルーズボール、ディフェンスのヘルプ、リバウンドを「やらなアカン」と思い始めたんじゃないかなと。
みんながやっている中で、誰かがやってないとそこがすごく目立つ。
みんなそれを分かっているから、「やらなアカン」と思える緊張感がありますね。
―確かにディフェンスには安定感が出てきました。
自分はもともとディフェンスが苦手なんですが、今はコートのほかの誰かに頼らずにやれています。
もちろん回りに助けられているのは間違いないんですが、頼り切ってはいない。
シューターを相手にすることが多いから、とりあえず自分がやられたら嫌なことをやる。
ボールを持たれると苦しいので、まずボールを持たせないことですね。
―福岡戦で仲西選手からボールをむしりとったシーンは印象的でしたよ。
例えば、ああいうプレイも以前はなかったと思います。
相手を守ること、止めることに以前よりも充実感を得ています。
福岡戦ではワラさんやシンヤがチャージングをとりましたけど、あれはものすごくチームも会場も盛り上がる。
自分がチャージングを狙うのか、ということはまた別ですが、できるところはやりたいです。
―その意識の高まりは、いつからなのでしょう。
やっぱり3月、最近からです。
チームも調子がいいし、上位に行きたいし「負けられない、負けたくない」という思いがどんどん強くなっています。
自分でビデオを後から見ても、これまでとは明らかに違います。
その分、ファウルも増えましたしね。
―チームの攻撃に話を移します。今季ここまでは?
ペップがいなくて負けが込んだ時期がきつかったですね。
ポジションがずれてレイが3番、ニチィが4番になったのですが、それによってパスがまわりにくくなって、レイがシュートを打ちづらくなっていました。
ただ、ペップが帰ってきてからははまたいい感じに戻ってますよ。
―シャッフル・オフェンスの精度は上がってきましたか?
いや、精度が上がってきたというよりは、みんなの気持ちの面が大きいですね。
もう負けられない、アウェイであろうが必ず2つ勝つ、という、気持ちを強く感じます。
もちろん自分も。
3月、アウェイが多かったんですが、集中して戦って、結果を出す中で「一丸となったなあ」と感じます。
特に、大分で競った試合を2つ取ったのは大きかった。
そこから、先週の福岡戦。
久々のホームで逆にやりづらかったですけど、ここも2つ勝てました。
―その福岡戦。「プレイオフのつもりで臨んだ」と語っていましたね。
あくまで個人的に、なんですけどね。
場所が県立であること、相手も対戦するかもしれない福岡。
そういう状況が似てるかなと思って、そういう想定で臨みました。
―さあプレイオフです。昨季の思い出は。
ホームで京都とやって勝ち、沖縄で負けた。
今思えば、よくあそこまでいったのかなと思います。
アウェイに乗り込んだことも、レイクスの歴史、という意味では積むべき経験だったのかもしれない。
でも今季は次のステップに行かないと。
まずは1位、2位でシーズンを終え、ホームでカンファレンス・セミファイナルをやる。
それに勝って、有明に行く。
―西地区は厳しいです。一番強いチームはどこですか?
現時点ならレイクスだと思いますよ。
一番調子がいいですから。
でも、本番に勝ったチームが優勝するわけですから、本番に勝てるチームが強いということです。
で、そのためには、ひとつでも順位を上げないといけない。
ホーム信州戦のあとはアウェイが2つ続きますが、アウェイの勝ち方もだいぶわかってきたので、最近の戦いのように、向かっていく入り方ができれば勝てると思います。
―最後は今季4戦全敗の大阪戦です。
1回も勝ってないんで、ここは勝っとかんといかん、ですよね。
プレイオフでもあたるかもしれないわけですし。
―ブースターのみなさんにメッセージを。
今季は、ブースターのみなさんに初めての経験をしてもらいたいと思っています。
みなさんをホームでのカンファレンスセミファイナルと、その先にある有明に連れて行きたい。
これまでより上の戦いを味わってほしいし、
僕らも味わいたい。
ホーム最終戦とレギュラーシーズンを最高の形で終えて、1位、2位でシーズンを終えたいと思います!
(編集後記)
ユウが珍しく自身ディフェンスについて、多くを語りました。
「決して得意ではない自分が、少しでもディフェンス面で貢献すれば、もっとチームを盛り上げることができる」。
昨季、シーズンを通して悔しい思いをしたユウ。
シーズン前に目標を聞いたときも、「優勝といきなり言うんじゃなくて、まずは去年できなかったことを達成したい。カンファレンスセミファイナルに勝って、有明に行くことです」と語っていましたが、いざプレイオフが近づき、もう一段上にいく、という思いを強く感じるインタビューとなりました。
力強さを増していくユウに期待してください!
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
(4/12現在33社、昨季68社)
かじ直タイヤ
近江ボード 大辻税理士法人 うつみスポーツ針灸接骨院 エージェント
湖南司法書士事務所 リビングアンドヘルス エーデルマン ヤマコン展装
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VOICE OF LAKES #4-藤原隆充
VOICE OF LAKES第4回。
今回は、ミスターレイクス・ワラのインタビューをお送りします。
過去3年間、キャプテンとしてPGとして、大黒柱であり続けたワラは、今年は新キャプテンのシンヤを支える役目に回り、スターターも譲る試合が多くなりました。
最近はアランコーチの戦略的配置転換でスターターに復帰し、ティップオフから気合十分のディフェンスでチームを勢いづけ、攻撃面でもロングシュートを武器に、4/8福岡戦ではシーズンハイの17点を記録するなど調子を上げています。
4/14(土)信州戦ではbjリーグ通算300試合出場も達成するワラ。
4年目の今年、何を思って戦ってきたのかを聞いてきました。

―現在のチームの状態を教えてください。
いいんじゃないですか?(笑)
ここまできたら内容どうこうじゃなく、結果。
勝つことが一番ですよ。
―好調の要因は。
選手よりも、やはりアランコーチの指導の浸透による部分が大きいですね。
レイクスにこれまでなかったものだから。
初代の(ロバート・)ピアスさんが2年間培ってきたものが3年目の交代でいったんリセットされて、さらに途中で代わったから、なかなかコーチが芯を通す、という流れが確立できてなかった。
でもアランコーチはすごい。
選手に不満があってもなくても、コーチの信念は揺るがないです。
僕らはコーチのやりたいバスケットボールに、対応していくだけ。
そこは選手個人の問題ですが、いまそれで勝つことができてきている。
―コーチのやりたいこと、というのはいつ明確になってきたのでしょう?
最初から明確ですよ。
「シャッフル・オフェンスに何が必要だ」、「これで勝つんだ」というものははじめから決まっている、といってもいい。
現時点でコーチが求めているものをどれだけできているかは分からないですけどね。
―コーチの考えの中で、特に共感している部分はどんな点でしょう?
「バスケットボールはチームスポーツだ」ということ、苦しい時のために、リーダーがいるということ…。
コーチがきて以来、常にそういうプレイを求められています。
でもそれは、新潟でキャリアをスタートしたときの自分の原点でもあります。
チームでバスケットをやるんだ、ということを改めて再確認しました。
―自身のプレイに対する評価はどうでしょう?9月に故障をしましたが、開幕以降は安定したパフォーマンスができている印象を受けます。PGをやったり、SGに入ったり、シンヤとの2ガードも増えました。いろんなポジションをこなしていますが、そのへんも含めて。
個人として…。
例年以上に、何も関心がないです(笑)
今はまだ、自分に評価を下せる段階にないというのもあるし、とにかくコーチが満足してくれればそれでいい、という気持ちでプレイしています。
コンディションという意味では、例年より楽ですね。
ずっとスターターで30分、というのが当たり前でしたが、今はスタートでも、ベンチからでも20-25分。
これは後半にきてからぜんぜん違うんです。
どうしても疲れが出て、パフォーマンスレベルを維持できない時期がありましたから。
その意味では、(同じPGの)シンヤの成長が本当に大きくて、助けられてますよね。
―今シーズン、ターニングポイントと思う試合や、ベストゲームと呼べる試合はありましたか?あるいは、求められたことが「できた!」と思える試合ですとか…。
それも特にないんですよ(笑)
とにかくコーチのバスケットを極めよう、シャッフルを極めようとしてやってきたから、いいゲームをしても、悪くても特に感慨がない。
常に相手よりも自分たちがどうか、でしたしね。
ただ、先月の大分戦のように、20点差をひっくり返して勝ったり、秋田戦も10点以上の差をひっくり返して勝って「このチームは、あきらめなくなったな」とは感じますね。
あと、アウェイに弱くなくなった。
アウェイは、もちろんホームほどのレイクスブースターさんの大声援は受けられないんですが、みんなで移動して、ホテルで一緒に食事して、そしてみんなで移動して向かうから、むしろホームより集中しやすい、団結しやすいという側面はあるんです。
今はその集中がきちんとできて勝てている。
特に3月の6連戦は手ごたえを感じましたから、それは成長だなと思います。
あとは、会社も含めてレイクスの組織全体が成長していることもありますね。
―さて、ここからプレイオフへ向けては何が必要でしょうか?
ここまで来たら気持ちですね。
より強く、優勝を「思う」しかない。
思いから、行動は出ますから。
例えばそれが出やすいのがディフェンス。
ルーズボールひとつ、リバウンドひとつにその「思い」が出る。
あとは、ケガなくいくことですね。
―あとはその思いと、そこからのプレイにかかるというわけですね。
そう。
長くやっていると「ここが問題だな」と目につくことも増えてくるし、それはゼロにはならないです。
でも、そういうものがあっても、今のこのチームならなんとなく「(有明まで)いくんじゃない?」と思えるんですよ。
そう思えることって、すごく大事なんです。
やってることに対する自信があるということですし、日々練習してても楽しいですからね。
―今週、300試合出場を迎えます。
これについては、まあ「出てるだけ」ともいえますからね。
土俵に上がっているだけ、というか(笑)
よっぽど先月の通算100勝のほうが、感慨があったなあ。
とはいえ、これは決して1人ではできなかったことです。
怪我をして、引退しようかと思ったときもありましたし、そこから復帰しようと思えたのは家族や、周囲で支えてくれたみなさんのおかげ。
そこはひたすら感謝ですね。
まだプロとして暗中模索している最中ですが、あとに続く若手に、もっといいものを残したいと思います。
あとは、(故障や解雇などで)志半ばで散った仲間達のためにも、自分がコートに立ち続けることには意味があると思っています。
ただ、自分としては300試合出るより、10試合でも、1試合でもいい。
みなさんの心に残る試合をしたい。
あとはどうしても優勝したいですね。
優勝は、自分の努力だけではどうにもならないですから。
ぜひ今年こそ有明に行って、
このチームで喜び合いたいし、
レイクスブースターのみなさんと喜び合いたいですね!
(編集後記)
ワラはここに書いた何倍も「コーチの求めていること、自分達のやるべきことをやるだけ」と繰り返しました。
常々、コーチの目指すバスケットを体現することに心血を注ぐ選手ですが、今年はそんなワラにとって、4年目でもっともやりがいのあるシーズンのようです。
「コーチとこんな話をしたんだよ!」と話すワラの目は、本当に少年のような輝きをしています。
本文でも語っている通り、きっと、アランコーチに出会って、バスケットボールの面白さや、チーム作りの楽しさを再発見しているのでしょう。
「なんとなく(有明に)いけるんじゃない?」という、根拠がないように思えるセリフも、説得力があります。
充実しているワラのメモリアルゲーム、4/14信州戦に、ぜひ足を運んでください!
それではみなさま、ファイナルで。
…あすもVOICE OF LAKES。ご期待ください!
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
今回は、ミスターレイクス・ワラのインタビューをお送りします。
過去3年間、キャプテンとしてPGとして、大黒柱であり続けたワラは、今年は新キャプテンのシンヤを支える役目に回り、スターターも譲る試合が多くなりました。
最近はアランコーチの戦略的配置転換でスターターに復帰し、ティップオフから気合十分のディフェンスでチームを勢いづけ、攻撃面でもロングシュートを武器に、4/8福岡戦ではシーズンハイの17点を記録するなど調子を上げています。
4/14(土)信州戦ではbjリーグ通算300試合出場も達成するワラ。
4年目の今年、何を思って戦ってきたのかを聞いてきました。

―現在のチームの状態を教えてください。
いいんじゃないですか?(笑)
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―好調の要因は。
選手よりも、やはりアランコーチの指導の浸透による部分が大きいですね。
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選手に不満があってもなくても、コーチの信念は揺るがないです。
僕らはコーチのやりたいバスケットボールに、対応していくだけ。
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現時点でコーチが求めているものをどれだけできているかは分からないですけどね。
―コーチの考えの中で、特に共感している部分はどんな点でしょう?
「バスケットボールはチームスポーツだ」ということ、苦しい時のために、リーダーがいるということ…。
コーチがきて以来、常にそういうプレイを求められています。
でもそれは、新潟でキャリアをスタートしたときの自分の原点でもあります。
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今はまだ、自分に評価を下せる段階にないというのもあるし、とにかくコーチが満足してくれればそれでいい、という気持ちでプレイしています。
コンディションという意味では、例年より楽ですね。
ずっとスターターで30分、というのが当たり前でしたが、今はスタートでも、ベンチからでも20-25分。
これは後半にきてからぜんぜん違うんです。
どうしても疲れが出て、パフォーマンスレベルを維持できない時期がありましたから。
その意味では、(同じPGの)シンヤの成長が本当に大きくて、助けられてますよね。
―今シーズン、ターニングポイントと思う試合や、ベストゲームと呼べる試合はありましたか?あるいは、求められたことが「できた!」と思える試合ですとか…。
それも特にないんですよ(笑)
とにかくコーチのバスケットを極めよう、シャッフルを極めようとしてやってきたから、いいゲームをしても、悪くても特に感慨がない。
常に相手よりも自分たちがどうか、でしたしね。
ただ、先月の大分戦のように、20点差をひっくり返して勝ったり、秋田戦も10点以上の差をひっくり返して勝って「このチームは、あきらめなくなったな」とは感じますね。
あと、アウェイに弱くなくなった。
アウェイは、もちろんホームほどのレイクスブースターさんの大声援は受けられないんですが、みんなで移動して、ホテルで一緒に食事して、そしてみんなで移動して向かうから、むしろホームより集中しやすい、団結しやすいという側面はあるんです。
今はその集中がきちんとできて勝てている。
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あとは、会社も含めてレイクスの組織全体が成長していることもありますね。
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常々、コーチの目指すバスケットを体現することに心血を注ぐ選手ですが、今年はそんなワラにとって、4年目でもっともやりがいのあるシーズンのようです。
「コーチとこんな話をしたんだよ!」と話すワラの目は、本当に少年のような輝きをしています。
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VOICE OF LAKES #3-坂井信介
VOICE OF LAKES第3回。
今回はフロント側より、滋賀レイクスターズ代表取締役の坂井信介の登場です。
レイクスの運営会社代表者であり、チーム編成責任者のGMでもある坂井にLakes Magazine(レイクスマガジン)の編集者で、昨季までチームのライターを務めた白井邦彦氏が今シーズンここまでの振り返りとプレイオフに対する抱負を聞きました。
―週末の大一番、福岡戦に連勝して6連勝。おめでとうございます。
ありがとうございます。ここまでシーズン30勝、6連勝はどちらもチーム記録タイです。
今週末のホーム最終節、長野戦を勝ってチーム記録を更新してほしい。
その後はアウェイとなりますが新潟戦、大阪戦も勝ち越して、ひとつでも上の順位でホーム開催を早く決めたいですね。
―4年目の今シーズンは編成面で大幅な入れ替えとなりました。チーム編成期から、ここまでを振り返ってください。
昨シーズン、プレイオフ1回戦で京都を激戦の上で破った。
そこまではよかったものの、カンファレンス・セミファイナルでは沖縄に完敗しました。
戦力的には見劣りはしなかったものの、単に個人能力の高い選手を集めるだけでは、ファイナルには進出できない時代になってきていると痛感して、大幅テコ入れの必要性を感じました。
まずは年々レベルアップするbjリーグの中で、レイクスの今後のスタイルを構築してくれるHCの招聘に着手し、国内外からHC候補をリストアップしました。バスケットボール界の知人の推薦で、豪州NBLリーグで長年のキャリアを持つアランHCに出会いました。
豪州はリーグのレベルが高く、30年以上の歴史を持つプロリーグ。
そこでコーチ経験20年以上、優勝経験も複数回というキャリアは、候補の中では目立ちました。
シャッフル・オフェンスという明快なスタイルがあることも非常に良いと思いました。
「シャッフル」は、コーチが在籍した名門メルボルン・タイガースで長い間継承されてきたシステム。
今後のbjリーグでも十分通用すると考えました。
そこで早速、昨年の有明ファイナルに招待して根間AC、土井AGMと共に観戦の上、そのまま滋賀に来てもらってアランHCの豪州でのゲームビデオや、それまでのレイクスのビデオを見たり、といった打ち合わせを重ねました。
今後のレイクスに適任な人材と判断して正式オファーを出したのが5月末でした。
―その後のチーム編成はどのように進められたのですか?
アランHCとの契約前の打ち合わせ段階から、大幅入れ替えを辞さないことが前提でした。
その上で、HCのシステムにフィットする選手について、意見交換を行っていました。
日本人選手の編成は自然に固まりました。
外国人選手は予算とbjリーグ在籍経験のある候補選手を提示しながら、HCに選択してもらいました。
―結果、昨年のロスターから残ったのは日本人が3名、外国人1名の4名のみで他の半数以上は新規入団という大幅入れ替えとなりましたが、リスクを考えませんでしたか?
通常のシーズンでは数名以内の入れ替えに留めるべきです。
が、今シーズンに挑むにあたっては、1からのスタイル構築が最優先事項と考えていました。
大きな判断もありましたが、 迷いはありませんでした。
ただし、新編成での当初の混乱や、馴染みの無い選手ばかりになることで、人気面の影響が出るリスクは当然考えました。
―そのリスクをあえて取ってでも、変革が必要だったと?
そうです。変革が必要なタイミングと判断しました。
経験豊かなアランHCを招聘できた上にバランスの良い編成ができたと思っていたので、 あとは判断が正解だったと評価を得られるようにチームも会社も努力するのみでした。
余談ですが、レイクスチアも10人中7名がルーキーとなりました。
もちろんチームとは状況は違いますが、共にそういうタイミングだったのは面白いと今、思いますね。
―そしてシーズンイン。 前半戦は好調でしたが、1月2月は苦しみました。
新HC、新システム、新編成で序盤は苦戦すると予想していましたが、前半は連敗なく17勝9敗と思いのほか、良い結果が出ました。
しかし、オールスター明けのアウェイ宮崎戦の最後数秒での逆転負けから4連敗。
その後のホーム大阪戦や千葉戦でも接戦を勝ちきれなかった。
特に守山での大阪戦の連敗はショックでした。
ペップの怪我の影響が取り沙汰されましたが、今思えば、そればかりが原因ではありません。
チームが成熟していなかったのだと思います。
―しかし、3月の彦根での秋田戦からチームは復調します。
チームが昨年夏から一貫して丁寧にハードに取り組んできたことが、試合数をこなし、悔しい敗戦を幾つも経験する中で、結実し始めた印象を持っています。
アランHCは随所に実績あるベテランコーチであると感じさせてくれます。
チームはこうあるべき、という明確な基準を持っていて、ブレない。
リーダーシップや統率力があるのは当然ですが、選手を駒扱いするのではなく、一人の社会人として、職業選手としてコーチングしている印象ですね。
練習でも試合でも一人一人がどのように取り組み、対処するかをコーチしながらも、全てをコントロールするのではなく考える機会、判断対処する余地を与えています。
そうすることで常に、選手やチーム全体の成長を促しているように思います。
そのHCを支える根間ACや土井AGM、石坂トレーナーも常に良いチーム状態を作り出そうとしている上に、選手達も、エゴなくコーチ陣の求めるものを体現しようとしていると思います。
―チームは良い状態になってきたのですね。残る6試合とプレイオフへの抱負は?
今年のチームはまだまだ完成形には至っていません。
ただ、失敗を糧にできるチームになりつつあります。
残る6試合もプレイオフも厳しい試合ばかりになるでしょうが、悲願の有明ファイナルズまで勝ち抜けることを期待しています。
―ここで話題を変えます。今シーズンのチーム会社としての運営面は如何でしょうか?
動員面はここまでホーム24試合を消化して40000人余りの動員。
昨シーズンとほぼ同レベルです。
ホーム開幕の京都戦は多くの来場者を呼び込むことができましたが、2節目以降は伸び悩みました。
後半戦で取り戻しつつあるものの、昨年同レベルの50000人達成にはプレイオフのホーム開催が必要な状態です。
運営会社の収支面でも、ホーム開催がない場合、対昨年比の収支悪化が懸念されます。
まだまだ初期の累積赤字を抱えるプロスポーツ会社で、4年目で収支悪化となると、来季のコスト削減などの検討が必要になるかも知れず、これは好ましくない状態です。
―動員面については昨年までの右肩上がりの成長が止まった形ですね。どう分析されていますか?また、スポンサー企業の獲得については?
原因を特定できませんが、創設期といえる初期3年が終わったということ、編成の大幅変更があったこと、震災や地域経済的要因などの複合要素だと思います。
運営会社としてもチケット代の設定や席種の設定、興行オペレーションなどがベストでなかったかもしれないと感じています。
ここは反省しつつ、改善とレベルアップに取り組んでいきます。
スポンサーについては、昨年の286社から更に伸びてbjリーグで初めて300社を突破しました。
非常にありがたいです。
また関連事業のスクールはバスケットボールスクール、チアスクール共に生徒数が増加して現在400名となっています。
ただ、4年目に入り、個人のブースターもスポンサーも、滋賀レイクスターズという地域プロチームに対して求めるものが、変化しつつあるのも事実です。
我々運営陣がチームと共に常に努力していかないと、動員もスポンサー数も更なる成長を望めないと思っていますので、頑張ります。
―今シーズンは地域スポーツ情報誌である「Lakes Magazine(レイクスマガジン)」の発行を開始したり、スポーツ助成金「Lakes Sports Foundation(レイクス・スポーツファンド)」を開始しました。 これらの展望は?
レイクスターズ創設時より、常々、総合型スポーツクラブを標榜してきました。
マガジンもファンドも総合型にアプローチする中での最初のステップです。
現在、バスケ以外の選手として棒高跳びで五輪を目指す我孫子智美選手が所属していますが、すぐに更なる別競技選手をサポートする余力はないのが実情ですし、ファンやスポンサーに理解や協力を求めていくには時間がかかります。
そこで、まずはスポーツ情報誌の発行によって地域スポーツに焦点をあてて、助成金制度を作ることによって、周囲への理解を求めつつ、県内のいろいろな個人・団体と関係を構築していきたいと考えました。
レイクスマガジンは現在5万部発行、県内250校への直接配布の他、スポンサー企業の店舗などにおいています。レイクス・スポーツファンドはチケット代や、レイクスマガジン広告費からの積み立て、そしてブースタークラブ「クラブレイクス」のプレミアスター会員の会費の一部を原資としてスタートしました。
既に初年度31件の個人・団体の助成先が決定しました。
助成先の活動の様子は、今後、レイクスマガジンで随時紹介していきます。
また、スポーツファンドは今後の発展や永続運営を視野にいれて公益法人化を目指します。
近い将来に、県内全体の支援でレイクスターズ所属の選手が増えて幾つもの競技のトップレベルで活躍したり、その選手達が滋賀の子供達に直接指導したりするようになるのが理想ですが、実現できると思っています。
そのためにまずは早期に一般財団法人か、社団法人を設立して株式会社の滋賀レイクスターズとは別の運営組織としたうえで、個人、法人の会員制度を設定して、県内で広く理解や支援を求めていきたいと考えています。
これらは、プロチーム運営以外の活動となりますが、レイクスターズの活動理念がそもそも、地域全体に活力を与えたいというものなので、レイクスマガジン、スポーツファンドといった活動も大元の理念に沿ったものです。
―その他の展望や計画はありますか?
バスケットチームの専用練習場やホームアリーナと呼べるような、5000人以上収容の新設アリーナの建設にもアプローチしていきたいですが、現時点では実現の為の背景が整っておらず、青写真段階ですので、段階的にアプローチしていきます。
行政の新設アリーナを利用できるのがベストですが、自助努力でも実現可能かどうか探っていきます。
個人的には、これらは10年後といわず5年以内に目処をつけたいと考えています。
地域の機運を盛り上げることができれば、実現可能と考えています。
―レイクス・アリーナですか!楽しみですね。オフシーズンに入ったら、シーズンの振り返りと共に今後の 展望を再度お聞かせください。では、最後に再度、プレイオフに望むにあたっての意気込みやメッセージは?
プレイオフはチーム間だけの競技力対決という訳ではなく、運営やそれを取り巻く環境全体も含む総合力の対決です。
総合的な地域支持は チームに力を与え、勝敗の機微を左右する要素になります。
あるコーチは、『大歓声はシュートの軌道さえも変える』と表現しました。
昨年のプレイオフ京都戦は土曜の初戦は負けましたが、日曜の逆転勝利は紛れもないホームコートアドバンテージの勝利だったと思います。
チームは一つでも上の順位でホーム開催を勝ち取るべく、グッと集中してきています。
現在、レイクスは京都、大阪の関西内ライバルチームと順位争いを繰り広げており、プレイオフでもどちらかと対戦する確率が高まっています。
レイクスは創設活動から今まで京都、大阪より多くの地域支持を集めてきた市民球団。
総合力対決に勝ち抜く要素を年々強くしてきていると思っています。
アウェイであってもそうですし、ホームであれば尚更、強味を発揮できるはずです。
だからこそ今週末の野洲でのホーム最終節、4月28,29日のアウェイ大阪最終節、そして、プレイオフまで引き続きの声援でチームに力を与えてください。
ぜひ、チームと共に一つでも上の順位でレギュラーシーズンを終えてプレイオフを勝ち抜き、5月19日、20日の有明コロシアムをレイクス・ブルーで染めて、滋賀の活力、底力を全国に発信しましょう!
(編集後記)
クラブとしてのレイクスのさまざまな思い、構想を実現し、滋賀に幸せをもたらすためにも、このプレイオフの戦いは重要です。ブースターのみなさまと、末長く共に歩むべく、レイクスはすべての面でレベルアップし、その中でみなさんとともに勝つことが何よりも大事になります。
代表の言葉通り、共に戦いましょう!
それではみなさま、ファイナルで。
…次回もVOICE OF LAKESをお送りいたします。
―Playoffs2012 特別パートナー一覧―
今回はフロント側より、滋賀レイクスターズ代表取締役の坂井信介の登場です。
レイクスの運営会社代表者であり、チーム編成責任者のGMでもある坂井にLakes Magazine(レイクスマガジン)の編集者で、昨季までチームのライターを務めた白井邦彦氏が今シーズンここまでの振り返りとプレイオフに対する抱負を聞きました。
―週末の大一番、福岡戦に連勝して6連勝。おめでとうございます。
ありがとうございます。ここまでシーズン30勝、6連勝はどちらもチーム記録タイです。
今週末のホーム最終節、長野戦を勝ってチーム記録を更新してほしい。
その後はアウェイとなりますが新潟戦、大阪戦も勝ち越して、ひとつでも上の順位でホーム開催を早く決めたいですね。
―4年目の今シーズンは編成面で大幅な入れ替えとなりました。チーム編成期から、ここまでを振り返ってください。
昨シーズン、プレイオフ1回戦で京都を激戦の上で破った。
そこまではよかったものの、カンファレンス・セミファイナルでは沖縄に完敗しました。
戦力的には見劣りはしなかったものの、単に個人能力の高い選手を集めるだけでは、ファイナルには進出できない時代になってきていると痛感して、大幅テコ入れの必要性を感じました。
まずは年々レベルアップするbjリーグの中で、レイクスの今後のスタイルを構築してくれるHCの招聘に着手し、国内外からHC候補をリストアップしました。バスケットボール界の知人の推薦で、豪州NBLリーグで長年のキャリアを持つアランHCに出会いました。
豪州はリーグのレベルが高く、30年以上の歴史を持つプロリーグ。
そこでコーチ経験20年以上、優勝経験も複数回というキャリアは、候補の中では目立ちました。
シャッフル・オフェンスという明快なスタイルがあることも非常に良いと思いました。
「シャッフル」は、コーチが在籍した名門メルボルン・タイガースで長い間継承されてきたシステム。
今後のbjリーグでも十分通用すると考えました。
そこで早速、昨年の有明ファイナルに招待して根間AC、土井AGMと共に観戦の上、そのまま滋賀に来てもらってアランHCの豪州でのゲームビデオや、それまでのレイクスのビデオを見たり、といった打ち合わせを重ねました。
今後のレイクスに適任な人材と判断して正式オファーを出したのが5月末でした。
―その後のチーム編成はどのように進められたのですか?
アランHCとの契約前の打ち合わせ段階から、大幅入れ替えを辞さないことが前提でした。
その上で、HCのシステムにフィットする選手について、意見交換を行っていました。
日本人選手の編成は自然に固まりました。
外国人選手は予算とbjリーグ在籍経験のある候補選手を提示しながら、HCに選択してもらいました。
―結果、昨年のロスターから残ったのは日本人が3名、外国人1名の4名のみで他の半数以上は新規入団という大幅入れ替えとなりましたが、リスクを考えませんでしたか?
通常のシーズンでは数名以内の入れ替えに留めるべきです。
が、今シーズンに挑むにあたっては、1からのスタイル構築が最優先事項と考えていました。
大きな判断もありましたが、 迷いはありませんでした。
ただし、新編成での当初の混乱や、馴染みの無い選手ばかりになることで、人気面の影響が出るリスクは当然考えました。
―そのリスクをあえて取ってでも、変革が必要だったと?
そうです。変革が必要なタイミングと判断しました。
経験豊かなアランHCを招聘できた上にバランスの良い編成ができたと思っていたので、 あとは判断が正解だったと評価を得られるようにチームも会社も努力するのみでした。
余談ですが、レイクスチアも10人中7名がルーキーとなりました。
もちろんチームとは状況は違いますが、共にそういうタイミングだったのは面白いと今、思いますね。
―そしてシーズンイン。 前半戦は好調でしたが、1月2月は苦しみました。
新HC、新システム、新編成で序盤は苦戦すると予想していましたが、前半は連敗なく17勝9敗と思いのほか、良い結果が出ました。
しかし、オールスター明けのアウェイ宮崎戦の最後数秒での逆転負けから4連敗。
その後のホーム大阪戦や千葉戦でも接戦を勝ちきれなかった。
特に守山での大阪戦の連敗はショックでした。
ペップの怪我の影響が取り沙汰されましたが、今思えば、そればかりが原因ではありません。
チームが成熟していなかったのだと思います。
―しかし、3月の彦根での秋田戦からチームは復調します。
チームが昨年夏から一貫して丁寧にハードに取り組んできたことが、試合数をこなし、悔しい敗戦を幾つも経験する中で、結実し始めた印象を持っています。
アランHCは随所に実績あるベテランコーチであると感じさせてくれます。
チームはこうあるべき、という明確な基準を持っていて、ブレない。
リーダーシップや統率力があるのは当然ですが、選手を駒扱いするのではなく、一人の社会人として、職業選手としてコーチングしている印象ですね。
練習でも試合でも一人一人がどのように取り組み、対処するかをコーチしながらも、全てをコントロールするのではなく考える機会、判断対処する余地を与えています。
そうすることで常に、選手やチーム全体の成長を促しているように思います。
そのHCを支える根間ACや土井AGM、石坂トレーナーも常に良いチーム状態を作り出そうとしている上に、選手達も、エゴなくコーチ陣の求めるものを体現しようとしていると思います。
―チームは良い状態になってきたのですね。残る6試合とプレイオフへの抱負は?
今年のチームはまだまだ完成形には至っていません。
ただ、失敗を糧にできるチームになりつつあります。
残る6試合もプレイオフも厳しい試合ばかりになるでしょうが、悲願の有明ファイナルズまで勝ち抜けることを期待しています。
―ここで話題を変えます。今シーズンのチーム会社としての運営面は如何でしょうか?
動員面はここまでホーム24試合を消化して40000人余りの動員。
昨シーズンとほぼ同レベルです。
ホーム開幕の京都戦は多くの来場者を呼び込むことができましたが、2節目以降は伸び悩みました。
後半戦で取り戻しつつあるものの、昨年同レベルの50000人達成にはプレイオフのホーム開催が必要な状態です。
運営会社の収支面でも、ホーム開催がない場合、対昨年比の収支悪化が懸念されます。
まだまだ初期の累積赤字を抱えるプロスポーツ会社で、4年目で収支悪化となると、来季のコスト削減などの検討が必要になるかも知れず、これは好ましくない状態です。
―動員面については昨年までの右肩上がりの成長が止まった形ですね。どう分析されていますか?また、スポンサー企業の獲得については?
原因を特定できませんが、創設期といえる初期3年が終わったということ、編成の大幅変更があったこと、震災や地域経済的要因などの複合要素だと思います。
運営会社としてもチケット代の設定や席種の設定、興行オペレーションなどがベストでなかったかもしれないと感じています。
ここは反省しつつ、改善とレベルアップに取り組んでいきます。
スポンサーについては、昨年の286社から更に伸びてbjリーグで初めて300社を突破しました。
非常にありがたいです。
また関連事業のスクールはバスケットボールスクール、チアスクール共に生徒数が増加して現在400名となっています。
ただ、4年目に入り、個人のブースターもスポンサーも、滋賀レイクスターズという地域プロチームに対して求めるものが、変化しつつあるのも事実です。
我々運営陣がチームと共に常に努力していかないと、動員もスポンサー数も更なる成長を望めないと思っていますので、頑張ります。
―今シーズンは地域スポーツ情報誌である「Lakes Magazine(レイクスマガジン)」の発行を開始したり、スポーツ助成金「Lakes Sports Foundation(レイクス・スポーツファンド)」を開始しました。 これらの展望は?
レイクスターズ創設時より、常々、総合型スポーツクラブを標榜してきました。
マガジンもファンドも総合型にアプローチする中での最初のステップです。
現在、バスケ以外の選手として棒高跳びで五輪を目指す我孫子智美選手が所属していますが、すぐに更なる別競技選手をサポートする余力はないのが実情ですし、ファンやスポンサーに理解や協力を求めていくには時間がかかります。
そこで、まずはスポーツ情報誌の発行によって地域スポーツに焦点をあてて、助成金制度を作ることによって、周囲への理解を求めつつ、県内のいろいろな個人・団体と関係を構築していきたいと考えました。
レイクスマガジンは現在5万部発行、県内250校への直接配布の他、スポンサー企業の店舗などにおいています。レイクス・スポーツファンドはチケット代や、レイクスマガジン広告費からの積み立て、そしてブースタークラブ「クラブレイクス」のプレミアスター会員の会費の一部を原資としてスタートしました。
既に初年度31件の個人・団体の助成先が決定しました。
助成先の活動の様子は、今後、レイクスマガジンで随時紹介していきます。
また、スポーツファンドは今後の発展や永続運営を視野にいれて公益法人化を目指します。
近い将来に、県内全体の支援でレイクスターズ所属の選手が増えて幾つもの競技のトップレベルで活躍したり、その選手達が滋賀の子供達に直接指導したりするようになるのが理想ですが、実現できると思っています。
そのためにまずは早期に一般財団法人か、社団法人を設立して株式会社の滋賀レイクスターズとは別の運営組織としたうえで、個人、法人の会員制度を設定して、県内で広く理解や支援を求めていきたいと考えています。
これらは、プロチーム運営以外の活動となりますが、レイクスターズの活動理念がそもそも、地域全体に活力を与えたいというものなので、レイクスマガジン、スポーツファンドといった活動も大元の理念に沿ったものです。
―その他の展望や計画はありますか?
バスケットチームの専用練習場やホームアリーナと呼べるような、5000人以上収容の新設アリーナの建設にもアプローチしていきたいですが、現時点では実現の為の背景が整っておらず、青写真段階ですので、段階的にアプローチしていきます。
行政の新設アリーナを利用できるのがベストですが、自助努力でも実現可能かどうか探っていきます。
個人的には、これらは10年後といわず5年以内に目処をつけたいと考えています。
地域の機運を盛り上げることができれば、実現可能と考えています。
―レイクス・アリーナですか!楽しみですね。オフシーズンに入ったら、シーズンの振り返りと共に今後の 展望を再度お聞かせください。では、最後に再度、プレイオフに望むにあたっての意気込みやメッセージは?
プレイオフはチーム間だけの競技力対決という訳ではなく、運営やそれを取り巻く環境全体も含む総合力の対決です。
総合的な地域支持は チームに力を与え、勝敗の機微を左右する要素になります。
あるコーチは、『大歓声はシュートの軌道さえも変える』と表現しました。
昨年のプレイオフ京都戦は土曜の初戦は負けましたが、日曜の逆転勝利は紛れもないホームコートアドバンテージの勝利だったと思います。
チームは一つでも上の順位でホーム開催を勝ち取るべく、グッと集中してきています。
現在、レイクスは京都、大阪の関西内ライバルチームと順位争いを繰り広げており、プレイオフでもどちらかと対戦する確率が高まっています。
レイクスは創設活動から今まで京都、大阪より多くの地域支持を集めてきた市民球団。
総合力対決に勝ち抜く要素を年々強くしてきていると思っています。
アウェイであってもそうですし、ホームであれば尚更、強味を発揮できるはずです。
だからこそ今週末の野洲でのホーム最終節、4月28,29日のアウェイ大阪最終節、そして、プレイオフまで引き続きの声援でチームに力を与えてください。
ぜひ、チームと共に一つでも上の順位でレギュラーシーズンを終えてプレイオフを勝ち抜き、5月19日、20日の有明コロシアムをレイクス・ブルーで染めて、滋賀の活力、底力を全国に発信しましょう!
(編集後記)
クラブとしてのレイクスのさまざまな思い、構想を実現し、滋賀に幸せをもたらすためにも、このプレイオフの戦いは重要です。ブースターのみなさまと、末長く共に歩むべく、レイクスはすべての面でレベルアップし、その中でみなさんとともに勝つことが何よりも大事になります。
代表の言葉通り、共に戦いましょう!
それではみなさま、ファイナルで。
…次回もVOICE OF LAKESをお送りいたします。
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